ドジャースがワールドシリーズ(WS)初戦で大敗を喫し、連覇へ厳しい数字が突きつけられた。

この日は3回までに2点を先制するも、ブレーク・スネル投手(32)が4回に同点2ランを献上。ブルージェイズ打線のしぶとい攻撃に耐えていたが、6回に1安打2四死球で無死満塁として降板した。

救援したエメ・シーハン投手(25)は、9日(同10日)フィリーズ戦以来のマウンド。クレメントに適時打を浴びるなど3点を失い、3番手アンソニー・バンダ投手(32)が代打バージャーにグランドスラム、カークに2ランを浴びた。

直後に大谷翔平投手(31)が2ランを放つも、大量失点が響いて大敗。シリーズ初戦を落とした。

4戦先勝のWSでは、初戦の戦いが命運を分けてきた。MLBライターの村田洋輔氏によると、95年以降のWSでは、初戦を制したチームの優勝確率は80%。初戦を落としたチームがワールドチャンピオンになった例は、6度しかない。

第2戦には、エース山本由伸投手(27)が先発。なんとしても1勝1敗のタイに持ち込み、本拠地ドジャースタジアムの第3戦を迎えたい。

ドジャースがWS連覇を達成すれば、球団史上初。メジャー全体でも、98~00年のヤンキース以来となる。

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