90年代だったか、駅などに「痴漢は犯罪です」というポスターが掲示されはじめた。
つまりそれまでは「痴漢は犯罪じゃない」という男性が多かったのである。
「電車に乗ってきたのだから、男に触られて文句を言うのはおかしい」「女が公共の場に出てきたのだから男に性加害されるのは当たり前だ」と考える男が沢山いたのだ。
それから数十年、やっと「痴漢は犯罪なのだ」と考える男性も増えてきたが、未だに犯罪だと思っていない男もいる。最近でも捕まった犯人が「被害者はやられて喜んでいた」と主張したりしている。
「男の家で酒を飲んだら強姦オッケー」と主張する男もそうなのだろう。
闇バイトで雇われて強盗殺人して、強盗殺人は無期か死刑と言われて「は?そんなに刑重いの?!雇われただけなのに!?」というのと根は同じではなかろうか。