2025-07-07

ケンリック・ラマー vs ドレイクビーフの近況

2024年に勃発したケンリック・ラマーとドレイクの間のビーフは、ケンリックの完勝に終わった。

ディス曲「Meet the Grahams」では、ドレイクの子供や両親までターゲットにしたディスを行い

ドレイクをペ〇ファイル呼ばわりした「Not like us」は、世界ヒット曲となりYoutubeでは3.6億回も再生されている。

ドレイク訴訟を起こす

ぐうの音も出ないほどボコボコにされたドレイク

なんとケンリック所属するレコード会社親会社(UMG)を告訴するという手段に出た。

「UMGは自分名誉棄損している曲(Not like us)を流行らせるために、ボットや金を使ってSpotify等を操作した」というのが訴訟理由であった。

 

ビーフに負けて裁判所に駆け込むという、ラッパー以前に大人としてダサすぎる行動は、すっかり嘲笑の的になってしまっており

ドレイク学校ケンカしたら真っ先に先生にチクるタイプ」とネタにされてしまっている。

 

また、反権力志向の強いヒップホップ業界では、スニッチ(=警察等の公権力に仲間を売ること)はタブーである

ドレイクは以前から他文化の上っ面をパクるだけで、その文化へのリスペクトがない」

黒人ぶっているが、黒人文化、ひいてはヒップホップ文化へのリスペクトがない(ドレイク黒人ユダヤ人ハーフ)」と批判されていたが

自らその批判を補強する行動に出てしまったわけである

 

更に、告訴状の中で「UMGはYoutubeのリアクターにも金を払っている」と書き

訴訟をちらつかせて批判を抑えようとしたことで、ドレイクファン中立の人を含むリアクター界隈全体まで敵に回してしまった。

 

一説によると、ドレイクはこの訴訟を起こすことで

ケンリックNFLスーパーボウルハーフタイムショーで「Not like us」を歌うのを阻止しようとしたとの噂もあったが

結局それは失敗し、全世界数億人の視聴者の前でドレイクロリコン呼ばわりされてしまったのだった。

ケンリックドレイク地元に乗り込む

ケンリック2025年4月からアメリカ国内を皮切りに全国を回るワールドツアーを開始した。

そのスケジュールには、ドレイク地元であるカナダトロントでの2日間ライブも含まれていた。

 

ドレイク熱狂的なファンは「どうせ人は集まらない」「トロントに来たらブーイングされる」と言っていたが

ふたを開ければ2日間とも会場は満員で、Not like usの大合唱が会場に響いたのだった。

 

ドレイクは、有名なストリーマーとのコラボ配信ケンリックライブにぶつける予定だったが、直前にドタキャンとなった。

更に、ケンリックライブに参加したトロント議員をインスタで見つけると

「Goof(バカ間抜け)」と罵倒し、その議員も「ケンリックじゃなくてSZA(共演の女性歌手)も見に行ったんです」と

下手な言い訳をしてドレイク謝罪するという、いびつな力関係が明らかになった。

ドレイク新曲

数日前にドレイクは新アルバムリリースを予告し、一部の曲を先行公開したが

前述のとおり敵を作りすぎてしまったためか、Youtubeのリアクター界隈は批判が多い。

金持ちのくせにPVトラックに乗って、労働者コスプレをしてるのはトランプみたい」

「周りの言うことは気にしない、と歌った後にビーフ自分から離れていった人たちへの未練ばかり歌ってる」

ケンリックDis曲を聞き直せ」

等、評判は良くない。

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん