大学生の頃、実家に帰省するついでに博多駅にある有名なロールケーキをひとつ買ってきてほしい、と母親から頼まれたことがある。
しかし俺は駅構内を探し回ったんだけど、どうにも店の場所が分からない。
スマホで調べても分からない。
結局その日は手ぶらで実家に帰ることにした。
手ぶらの俺を見て、母はひどく残念そうだった。
落胆しているように見えた。
当時の俺は、そんなにロールケーキが食べたかったのか、くらいに捉えていた。
でも、実態は違った。
母はロールケーキを食べられなくて落胆したのではなかった。
ロールケーキ一つ買って来れないような、俺の不甲斐なさに落胆し、嫌気がさしたのだった
Permalink | 記事への反応(3) | 23:09
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有名なもんならおみやげコーナーの店員にでも聞いてみればええからな
今何歳なのさ
まーた書いたんだ