自分がAIイラストを描くようになったのは、一昨年くらいからだ。
Stable Diffusionを使って、LoRAを追加して、ControlNetも入れて、MidjourneyやNovelAIも試した。
出力されるイラストを見る都度アートだと思っていたし、創造だと信じていた。
でもある日、ふと気づいた。
これ、突き詰めたら全部データじゃね?
じゃあ数字で絵って描けるんじゃね?
思ったら試したくなるタイプなんだ。
使ったのは HxD。
画像を開くと――
そこに出てくるのは、色でも形でも影でもなく、
とか、
でも調べると全部意味がある。
89 50 4E 47 → PNGのヘッダ
IEND → 終端
一個ずつ追っていくと、
全部、0と1の変換でしかない。
そこで、自分で書き換えてみた。
目の色を変えてみたい
すると、青い目がボルドーっぽい赤に変わった。
線画を太らせたい
コードだけでいく。
線が、太った。
ペンを使って描いたわけじゃない。
ブラシで塗ったわけでもない。
影を深くする
これだけで影が落ちる。
画像って「絵」じゃない。
それに
・ガンマ補正をかける
・ベクトル変換をする。
“色を塗っている”んじゃない。
そう気づいた瞬間から、絵を描くのが楽しくなった。
だって、ペンを握ってるんじゃなくて数学を握ってる感覚なんだ。
最近は好きな音楽をFFT解析して、その周波数スペクトルを画素に変換して、色を割り当てて絵を生成することもある。
だから今日も、ディスプレイの前でコードを走らせながら微笑んでる。
絵は美しい。
そしてそれよりも、数字は美しい。
昔プログラム勉強サイトみたいなところで、プログラム版ピクロスパズルみたいなのあって面白った記憶 ファミコンのキャラが8×8でまんまドットの集合だったり、音もMIDIでデータと...
機械で人間性を犯しているつもりで悦に浸りながらシコってるやつはキモいな。技術どうこうという話ではなく