https://b.hatena.ne.jp/entry/s/www.cnn.co.jp/travel/35235447.html
というブコメが多くの☆を集めているがこれこそが、白浜の長年の課題の一つでありその解決策がまた、パンダであった
白浜町は観光地の中でも観光依存度が高く、町内の全産業の43.1%と推計されており観光一本足打法である
ブコメにもあるように白浜町は海水浴でも有名であり観光客のピークは7月8月、最も少ない時期と比べると2倍ほどの開きがある
宿泊施設等はピークの7月8月を基準にキャパを確保しているので、夏にはキャパに余裕がなく、それ以外の時期は余裕があるという状況
そのため、夏に観光客を上乗せするというよりは、夏以外にどうやって観光客を呼び込むかということが長年の課題だった
その解決策の1つがパンダ、パンダにシーズンはない、希少性も高い、乗るしかなかった、白浜町はパンダの町を目指していくことになる
そして、地道にパンダのPRをし続けた結果、白浜町はパンダの町になる
令和3年のデータだが白良浜(68.9%)を抑えてアドベンチャーワールド(70.8%)が白浜町で最も人気のある場所(観光資源の興味度)になる
白浜町で満足したものでも温泉・休養(34%)に続きパンダ(26.6%)が続く、海は14.8%
白浜町の知名度でも白良浜(38.2%)を抑えてアドベンチャーワールド(47.8%)が最も有名になる、文字通り白浜町はパンダの町になった
パンダを目当てにくる観光客は増えた、これは単純にプラスだったが町内の宿泊者数は伸び悩んだのである
また、周辺への波及効果も限定的であった、パンダのグッズを売ったり、パンダに関連していれば伸びたが町内全体への波及はそれ程でもなかった
上のデータを見てアレと思った人もいるかもしれない、アドベンチャーワールドの認知度は非常に高く、満足度も高い
しかし、アドベンチャーワールドは一民間企業の一施設でしかない
パンダで儲かった人と儲からなかった人が出てくる、しかし、町はパンダに力を入れている、軋轢も生まれる
僕は、地元の人間ではないので、ここら辺の空気の変化は分からないがパンダで皆ハッピーにはならなかった
新町長がパンダには頼らないと言ったが彼の発言にはここら辺もあるのではないかと思っている
しかし、パンダが白浜町にプラスの影響をもたらしなのは、確実でありそれが失われてしまったのも事実である
海水浴はシーズンが限定される、また、海水浴客もパンダ目当ての観光客と同じように目的外への波及効果が小さいというのがある
海水浴だけして帰る、海水浴して泊って帰る、海水浴客を町内の他へ誘導しようと長年して来たがイマイチ成果がでていない
新町長に何が出来るか問われている
社会の変化、趣味の多様化、昨今は気候の変化もあり海水浴客の減少は全国的なトレンドであり恐らく、抗うことは出来ない
パンダで失った穴を何で埋めるか、これは非常に難しいと思う
パンダに頼り切っていても危なかったと思うので良いタイミングだったのかもしれないが今、昔の白浜に戻っても先はない思われる、じり貧だ
これはよい記事。