【注意】楽天モバイル「5Gエリア最大2倍」の罠、沖縄や九州、四国、中国地方を強化も実際は『ほとんど微増』に

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東名阪以外でも楽天モバイルの5Gがつながりやすくなるような気がしました。詳細は以下から。

◆楽天モバイルの5Gエリア「最大2倍」に
楽天モバイルの報道発表資料によると、同社の5G（Sub6）エリアが2024年12月比で最大2倍に拡大したそうです。

これは2025年1月から九州、沖縄、四国、中国地方の対象地域で5G（Sub6）基地局の電波出力を改善したことによるもの。

また、大型商業施設やスタジアムといった屋内やインフラシェアリングの活用も強化しており、以下のようなスポットで通信品質の向上が期待できるようです。

福岡市「木の葉モール橋本」
熊本市「えがお健康スタジアム」
広島市「広島駅ビル（minamoa･ホテルグランヴィア広島サウスゲート ）」

◆限定されすぎる対象地域、有力県が除外されるケースも
上記の内容だけ聞くと、実に17県において楽天モバイルの5Gがつながりやすくなったように思えてしまう今回の発表。

しかし実際には「対象地域」が非常に限られており、九州では宮崎と長崎、四国では最も栄えている香川をはじめとした3県、中国地方に至っては岡山や島根、鳥取が除外されています。

・九州地方
福岡県、佐賀県、熊本県、大分県、鹿児島県

・沖縄県
沖縄本島、八重山諸島、宮古諸島を含む沖縄全土

・四国地方
愛媛県

・中国地方
広島県、山口県

◆地方名を掲げるレベルではありません
また、その中でも大幅にエリアが拡大したのは沖縄だけで、約1.4倍の山口以外は「最大で1.1倍」とされているため、明確にエリアが拡大したと言えるのは全17県中2県のみです。

沖縄県：約2.0倍
山口県：約1.4倍
その他の対象地域：最大1.1倍

福岡県の右上部分だけを抜き出して、エリアが大きく改善したかのように見せている楽天モバイル。

縦に長い沖縄県も、南端のごく一部をピックアップしています。

人口が密集するエリアに対策が必要なのは理解できますが「九州、沖縄、四国、中国地方」と大々的に掲げて「最大2倍」とうたうのは、さすがに実態にそぐわないのではないでしょうか。

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