『発熱問題はレビュー禁止』Snapdragon 8 Elite Gen 5スマホの爆熱が発覚もメーカーが削除させてしまう

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高価なスマホを購入するにあたって、多くの消費者に役立つレビューそのものが禁止される異例の事態です。詳細は以下から。

◆Snapdragon 8 Elite Gen 5スマホの発熱レビューが削除される
最新スマホのリーク情報などで知られるDebayan Roy氏によると、自身が掲載した「とあるスマホ」に関するレビューが、メーカーの不興を買って削除させられてしまったそうです。

Debayan氏はバッテリー持ちやカメラの画質といった使い勝手についてもレビューする予定でしたが、できなくなったと告知しています。

私はどのブランドにも害を及ぼすつもりはありません……
どんなデバイスにも良い面と悪い面があり、私はその両方を共有してきました。
でも彼らは良い面だけが好きなので、そのスマホのレビューはもう終わりです。

バッテリーやカメラの詳細なレビューも計画していましたが、それらはお蔵入りしました！

なお、海外メディア「Wccftech」によると、そのスマホはSnapdragon 8 Elie Gen 5を備えたフラッグシップ機「OnePlus 15」とのこと。

夏でもないにもかかわらず60fpsの4K動画を5分ほど撮影しただけでオーバーヒートして強制終了し、バッテリーが50度にまで上がってしまったとレポートしていました。

つまりAnTuTuベンチマーク実測スコア350万を誇るSnapdragon 8 Elite Gen 5は発熱問題を抱えており、負荷の高いゲームや高画質な動画撮影などに注意する必要があるようです。

◆Galaxy S26「Exynos 2600」に好機到来か
毎年のようにパフォーマンスが大幅に引き上げられる一方で、発熱問題の懸念を常に抱えてきたSnapdragon 8シリーズ。

性能が向上すると同時に価格の高騰も著しく、メモリやストレージといった半導体の高騰と合わせてスマホメーカー各社を悩ませる種となっています。

しかしここで注目すべきなのが、Galaxy S26シリーズの一部に搭載されるSamsung独自プロセッサ「Exynos 2600」です。

なんとSamsung初の2nmプロセスで製造されるにもかかわらず、Snapdragon 8 Elite Gen 5より20～30ドルほどコストを抑えられるうえ、Exynosの「発熱しやすい」という悪印象を払拭するパフォーマンスを弾き出したとされています。

十分すぎるほど処理能力が向上した昨今だからこそ、省電力、低発熱などへの注力が望まれるハイエンドスマホ向けプロセッサ。

Exynosが今後SnapdragonやDimensity、Apple Aシリーズの対抗馬になり得るのであれば、さらなる切磋琢磨を期待できそうです。

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