Xiaomiの格安スマホすら「スペック低下」危機に、DRAMやNAND高騰が低価格PCも直撃で弱小メーカーが淘汰される可能性も

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『スマホやパソコンを買うなら今年中に』

そんなことを考えてしまうような悲報がもたらされました。詳細は以下から。

◆2026年は「格安スマホ、格安パソコン受難の年」に
調査会社「TrendForce」のレポートによると、AIサーバーの旺盛すぎる需要や継続的なインフレ、そして地政学的な緊張によってDRAMやNANDフラッシュメモリが高騰しており、2026年もメーカー各社がスマホやパソコンの本体価格を引き上げざるを得ない状況が続くそうです。

その結果スマホの生産台数は2％、ノートパソコンの生産台数は2.4％減になるとのこと。従来はそれぞれ0.1％増、1.7％増の見通しとされていたため、高騰が市場に暗い影を落とすことになります。

また、とりわけ影響を受けるのが格安スマホで、2026年には全体的な製造コストが5～7％ないしそれ以上引き上げられるほか、そもそもDRAMを確保できず小規模なスマホメーカーが淘汰される可能性にまで言及されています。

ここでどうしても気になるのが、シャープが「AQUOS R10 Pro」の製品化を見送ったこと。もともと販売数が望めないハイエンドモデルですが、主要部品の高騰で採算性が一気に悪化したことが背景にあると考えざるを得ません。

◆Xiaomiすら影響を回避できない、深刻な事態に
なお、中国メディア「36Kr」の報道によると、すでにXiaomiのLu Weibing氏やLei Jun氏といった主要人物がメモリやストレージの高騰に強い懸念を示しており、今後の見通しが暗いことも明言。

すでに2026年にスマホの価格がさらに高騰する可能性があることを警告した上で、最悪スペックの引き下げでコストを相殺せざるを得ないと言及しており、もはや非常事態の様相を呈しています。

スケールメリットを生かすことで、抜きん出たコストパフォーマンスのPOCOシリーズなどを手がけてきたXiaomiすら音を上げる状況だけに、スマホの購入は早めに検討したほうがいいのかもしれません。

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