弁護士の紀藤正樹氏が20日、X(旧ツイッター)を更新。社会学者・古市憲寿氏の発言に疑問を呈した。
古市氏は20日、フジテレビ系の情報番組「旬感LIVE とれたてっ!」で、安倍晋三元首相銃撃事件について「テロをきっかけに社会が旧統一教会をバッシングに動いたというのは、社会にすごい禍根を残した」と発言した。
紀藤氏は、この古市氏の発言を報じた記事をXに添付したうえで「古市さんからは社会学者としての答えがほしい。一般の刑事事件でも事件の背景や原因の除去など色々考えさせられる事件がある。なぜテロになるとそこで思考停止するのか。禍根の一言では答えがない」と疑問を呈した。
続けて「”禍根”の意味をもし具体的に考えるとすれば、なぜテロが起きるまで統一教会問題\子供への宗教的虐待問題が放置されてきたのかという社会側の問題を無視できず、それが禍根というならまだわかります。第三世界のテロを見ても国は国民が等しく人として評価され安心安全に暮らせる場所でなければならない」と自身の意見を補足した。
最後に「今回の安倍元首相銃撃事件が犯罪であることは当然の前提です。それは誰しもがわかっています。問題は、二度と、この種の事件を起こさせない、起きない社会とするために、私たちはその処方箋=答えを考え続けないといけません。その答えを社会学者としての古市さんから聞きたい」とあらためて疑問を投げかけた。












