台湾有事に関する高市早苗首相の国会答弁に対し、中国が反発し、日中関係の緊張が高まっている。そんな中、中国メディア・看看新聞が22日、高市氏の車のナンバープレートをバッシングするも、自国民から「過剰な解釈」と批判された。

 看看新聞は「最近、高市早苗氏の車のナンバープレートが『37―77』であることが確認された写真が浮上した。これは盧溝橋事件の発生日と一致する」と報じた。

 盧溝橋事件とは、1937年7月7日に盧溝橋で日本軍と中国国民革命軍が衝突し、日中戦争の始まりとなったとされる事件だ。

 しかし、中国のSNS微博の看看新聞のアカウントのコメント欄には「メディアは客観性を持つべきだ」「これはちょっと誇張だ!明らかに過剰解釈だ」「ナンバープレートの過剰な解釈は耐えられない」などと批判するコメントが並んだ。

 一部の中国ネットユーザーは、高市氏の誕生日が3月7日、夫・山本拓氏の誕生日が7月7日で、合わせて「37―77」になることを指摘し、「報道することがないなら、天気予報でも報道しろ」と非難するコメントもあった。

 実際、2023年1月にアップされたユーチューブチャンネル「高市早苗チャンネル」では、高市氏の愛車が「37―77」であることが公開されている。

 他の報道によると、高市氏自身が希望したナンバーだという。〝サナエ〟にちなんだという説もある。