来年1月の箱根駅伝で初優勝を狙う国学院大の前田康弘監督は、現チームの魅力を〝愛〟と明かした。
今季の国学院大は出雲駅伝で2連覇。全日本大学駅伝は4位に終わったが、箱根駅伝に向けてリスタート。25日には都内で行われた「ADIDAS EKIDEN DAY」に出席し、主将の上原琉翔(4年)は「今年の目標は箱根駅伝総合優勝を掲げている。それを達成するために1年間頑張ってきた。去年は少し全日本を終えて浮かれていた部分もあったかもしれないが、それは今本当にない。地に足をつけて過ごしている」と現在地を語った。
昨季は出雲駅伝、全日本大学駅伝で優勝を果たすも、箱根駅伝は3位。前田監督は「残された時間をしっかり使いたい。勝負できるチームと思っているし、今年の箱根は大混戦なので、そこを勝ち抜く強さを磨いてきた。しっかりそれを証明する大会にしたいなと思っている」と意気込みを示した。
近年の国学院大は大学駅伝界を席巻する青学大、駒大に負けず劣らずの力を誇る。「今年のチームは上原を想像すると、やっぱり〝愛〟なんですよ。優しさの中に厳しさがある。〝愛〟だけじゃないけど、信頼であったり、信じる気持ちであったり、そういうものが今年のチームは非常に深い」と前田監督。日本一の〝愛〟を武器に、悲願の箱根路制覇を目指す。












