日本相撲協会は26日、関脇安青錦(21=安治川)の大関昇進を正式決定した。
協会からは浅香山理事(元大関魁皇)と大島審判委員(元関脇旭天鵬)が使者に立ち、福岡・久留米市内の部屋宿舎で師匠の安治川親方(元関脇安美錦)と安青錦に昇進を伝えた。安青錦は「大関の名に恥じぬよう、またさらに上を目指して精進したします」と口上を述べた。
その後の会見では「もう一つ上の番付(横綱)があるので、一番上を目指してやっていきたい」と決意表明。「相撲協会の看板は横綱大関なので。しっかり責任を持って、やっていきたい」と早くも大関の自覚をのぞかせた。
伝達式の口上について、当初は師匠から「自分で考えろ」と伝えられていた。安青錦は「自分一人ではちょっと厳しかったので師匠のところ行って一緒に決めました。(内容は)自分らしく。自分が100%理解できる言葉でしゃべりたかった。難しいことを言っても、理解できないのは自分に合わないなと。シンプルで自分が完全に理解できる言葉にしました」と説明した。
新大関は「上がった瞬間は喜びがあるけど、ずっと喜んでいたらそれで終わってしまう。次のことを考えて、しっかりやっていきたい」。早くも番付の頂点を見据えていた。












