日常に涙を落とすのがクラナド。
戦火に涙を焼き尽くすのがグラナダ。
街角で人がすれ違うのがクラナド。
宙(そら)でモビルスーツがすれ違うのがグラナダ。
家族を築くために戦うのがクラナド。
家族を失っても戦い続けるのがグラナダ。
手を取り合って未来を信じるのがクラナド。
手を離してでも理想に殉じるのがグラナダ。
時間が流れるほどに優しくなるのがクラナド。
時間が流れるほどに哀しくなるのがグラナダ。
春風に吹かれる制服がクラナド。
宇宙にたゆたう制服がグラナダ。
人は変わる、と教えるのがクラナド。
人は変えられぬ、と叩きつけるのがグラナダ。
もう会えない人を思い続けるのがクラナド。
もう会えない人に殺意を向けられるのがグラナダ。
「生きる」ことを覚悟するのがクラナド。
「死ぬ」ことを美学に変えるのがグラナダ。
美少女が微笑んでくれるのがクラナド。
仮面の男が微笑まないのがグラナダ。
光の差す坂道を登るのがクラナド。
爆光の下で落ちていくのがグラナダ。
孤独の中に温もりを見つけるのがクラナド。
温もりを知ったまま孤独に堕ちるのがグラナダ。
終わったあとに人に薦めたくなるのがクラナド。
終わったあとに政治が怖くなるのがグラナダ。
そして、
「人生」とは何かと問いかけてくるのがクラナド。
「戦争」とは何かを思い知らされるのがグラナダ。
Permalink | 記事への反応(1) | 00:07
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