■性的広告をなくしたい

最近やたらと目に入る、性的な広告。

電車の中吊りも、まとめサイトのバナーも、動画の前に流れる数秒も。

誰かが悲鳴をあげているみたいな声で、

「えっちなことにしか興味がない」とか「また濡れちゃった」とか、

そんな言葉ばかり聞かされる。

誰が嬉しいんだ、これ。

電車の中で横に小学生が座ってるのに。

広告主も媒体も、少しは倫理ってもんを持て。

規制を強化すべきだと思う。表現の自由との兼ね合いとか言ってる場合じゃない。

とはいえ、広告ってのは目立ったもん勝ちなところがあるから、

結局、目を引くにはセンセーショナルな手段をとりがちになる。

じゃあどうすればいいか。

性的に訴えかけるんじゃなくて、もっと生活感というか、

日常のなかのささやかな驚きとか、親しみとか、そういう方向で勝負できないか。

たとえば、だ。

イカが冷凍の状態で届いて、自然解凍するだけでお刺身で食べられるやつがある。

正直あれを最初に考えた人は天才だと思う。

内臓もきれいに処理されてて、足もちゃんと並べてパックされてて、

ひんやりとしたパッケージを開けた瞬間に、あの磯の香りがぶわっと…

もし冷凍イカの広告が電車に貼られてたら、

私は食いつくと思う。

「え？これ自然解凍で？」「刺身OK？」「1パック980円？」ってなる。

つまりそういうこと。

性的じゃなくても、人の心をつかむ方法はある。

それはたぶん、冷凍イカが証明してる。

私たちはもっと冷凍イカを見習うべきなんだ。

Permalink | 記事への反応(2) | 16:23

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