いぇーい、シャア大好きなスタッフが作っているとか寝言をほざいていた過去の私、見てるー?結果はこのザマだよー!?
ジーンのザクが故障!シャアがガンダムに乗る!シャリア・ブルと相棒に!
……からの、まさかのシャアから地位も本名も、偽名までも奪うという、残酷すぎるオチ。
いやはやまさか、ここまで丁寧にお膳立てした上で最後の最後で卓袱台返ししてくるとはね。
まあ黒い三連星の辺りからき既存キャラの扱いがヤバかったし、カラーのこれまでからしても嫌な予感自体は持ち続けてたけどね……と言い訳。まさかせっかくの金蔓をこんな短期間で台無しにするとは思わなかったので警戒心が足りてなかった。
ジークアクスの放送中、シャアについて語る人達が口々に、「正史」のシャアの在り方を全否定して、今度こそ幸せになってと語る様子が、見ていて辛かった。
だって仮に何一つ曇りのない正しい生き方を選ぶならば変えるべきポイントはただ二つじゃないか。父ジオン・ダイクンの死か、ジオン入国のどちらかしかない。つまり「キャスバル」か「エドワウ」の人生しかないのに。本来ならば、妹と共に地球で裕福な暮らしが出来た立場だよ。「幸せ」になりたいならばただそれだけでいい。なのに何故かそれを選べとは言わない。
本当は自分だけの「幸せ」で満足できるようなキャラではないと、分かっているからじやないのか?どう考えても正史のシャアは自分だけ平穏に生活していても、家族や恋人がいても、その事に罪悪感を覚えるようなキャラだと思うよ。他のガンダムだったら00の刹那に近いメンタルだと思う。
シャリア・ブルはシャアをリーダーにして自分はそれを支えるつもりで探していて、そのためならば非道な手段も辞さない覚悟であるのだと。
正史での、ネオ・ジオン総帥としてのシャアが間違ったとしたら、隕石落としや強化人間を使うといった「分かりやすい悪役の手段を選んだ事」だけだったと思うし
ましてやシャリア・ブルを腹心に据えたなら小説版やギレンの野望というお手本がある。だからジオン公国勝利IFからシャアを暫定リーダーにして平和な共和制への軟着陸を目指すかと思っていた。まあ尺が足りないから実際にはシャアが帰って来るか来ないかの所で終わるかなと。
で、まさかシャリア・ブルがシャアを探す目的は殺すためで、兄妹の行き先も小説版とは逆のエンドとはね……。
それからよく言われるけれど、シャアは別にトップに立ちたくないとかそういうキャラじゃないでしょ。
ちょっとでも辛そうにしたら向いてないとかやりたくないだとか、あまりにも短絡的ではないか。
友達を殺して落ち込んでる!やめさせてあげなきゃ!とか
自由をなくして窮屈そうにしているからリーダーやらせないようにしないと!とか
そりゃどんな人生を選んだって、辛い事も悲しい事もあるだろうよ。
あそこでガルマを謀殺してなきゃ親兄弟の仇として直接殺し合っていただろうし、
ダカールで演説していなければティターンズの天下はもっと長く続いていただろう。
取れる範囲でベターな選択肢を選んでいたとしか思えないし、責任を放棄していたら多分その方がもっと辛かったと思う。
好きでマラソンしたり激辛料理を食べたりしている相手に対して、辛そうだからやめさせなきゃ!と一方的に押し付けるような違和感を覚える。
正史のシャアは間違った手段を用いて、その結果負けて死んだけれど、
それでもハサウェイやガイア・ギアの時代になっても語られ忘れられていないのは喜ばしい事だと思うから、
それを不幸な事として全否定したがるのが本当に本当に理解出来ない……。
現実の歴史にだって負けて死んだ革命家は大勢いて、その人達が後世の希望として語られたりもするのに。そんな大それた野望は持たずに日銭を稼いで暮らしていれば良かったというつもりなのかな。
これに限った事じゃないけれど最近の一面的で画一的な「幸せ」を押し付けてそれでよしとする風潮が腹立たしい。
腹立たしいのはシリーズが新しくなる毎にそういうオチを良しとして手放しで称賛する人が増えている事。鉄血は主人公コンビ死亡エンドだったせいか批判が多くて安心した。水星もヤバかったけれどジークアクスよりはまだ批判もあってマシ。
で、今冬は閃光のハサウェイ2か。両親と妹が健在にも関わらず環境テロリストになるっていう、シャアのIFのような主人公の話なんだけど、どの面下げて?
「どうやってもアムロに一方的に殺されるザコ」と誰も見たことない評価されたり やってもいない未来の罪で殺されかけたり 知らん女が一方的に自分を知っていて視聴者からはそれを祝...