30を過ぎてからマチアプでの戦い方が一気に厳しくなった。周りも結婚していくし、そろそろ自分も婚活しないとと思って真面目にやり始めたんだけど、現実は想像以上に厳しくて、いいねもほとんど来ない。
年収は500万超えくらいで、顔もまあ普通?くらいだと思うんだけど、それだけでは何にもならない。たまにマッチングしても、一度会って終わり。二回目につながらない。相手にとって自分はワンチャンあり…ですらないんだろうな
そこからだんだん気力が削られて、真剣に婚活するより適当に出会い系寄りのアプリでワンナイトする方が気楽になった。恋愛というより寂しさの解消に近い。
休日の夜、ぬいを並べて寝ても虚しさが消えない時に、誰かと会って寝るだけで一瞬だけでも埋まる気がした
でもそうやって繰り返すうちに性病になった。笑えない。薬を飲んで治したけれど、自己嫌悪と情けなさでしばらく立ち直れなかった。自分は何をやってるんだろうって思った。
婚活もうまくいかない、ワンナイトはリスクが高い。じゃあ何にすがるのかと考えたら、結局推し活だった。
アクスタ飾って、ライブ参戦して、Vtuberに赤スパを投げる。その方がはるかに健全で、裏切られない。ワンナイトよりVtuberにガチ恋した方が楽だよね、なんて思う
周りは子育てしていたり、夫婦で旅行に行ったりしている。同じ年齢でも生き方の差は広がる一方で、私は仕事と推し活の繰り返しだ。昔はそれを負けと思っていたけど、最近はもう諦めに近い気持ちになってる。婚活を続けてまた自己肯定感削られるくらいなら、推しに全力を注いでぬいを抱いて寝る方が心が安定する。
結婚しなくても、こうやって生活は回っている。正直、同じように婚活から離脱して推し活や趣味に逃げ込んでいる人は多いんじゃないかと思う。表に出さないだけで。
そう考えると、私はただその一人にすぎない。もう結婚なんていいかと思いつつまた推しのライブの日をチェックしている。この生活、いつまで続くんだろうか
アプリでワンナイトを簡単にできる設定なのが甘すぎる