夏の日差しにキラリと輝く小麦色の肌が眩しかった
秋になるとお洒落なベージュのワンピースとテラコッタのネイルがよく似合っていた
風が喜んでいるみたいだった
僕も喜んでいた
日が短くなり空気が乾きおばばのほうれい線が目立つようになった
おばばの瞳から一粒の涙がこぼれ落ちた
それはやがて海となった
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