物語の主人公は序盤は内心を開示されることが多くそれにより読者の共感を誘うが、謎に満ちた物語では種明かしを防ぐため途中から内心を隠されることがある。
五等分の花嫁の主人公は途中で内心を伏せられ、種明かし=どのヒロインを選ぶか、が開示された後も初期ほどの内面描写に戻らなかった。
遠ざかった主人公がそのまま戻ってこなくなり、物語の走狗になってしまったなという印象。
進撃の巨人の主人公もやはり途中で思惑が伏せられ何考えてるかわからないやつになったのだが、こと恋愛面については最終回のたった数コマの叫びだけで一気に「戻ってきた」と思わせてくれた。
それ以前の積み重ねももちろんあるが、内心を伏せられていた期間に見合う感情の爆発を最終回で見せてくれるのが嬉しかった。
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