俺がエピソードトークを話しても全くウケない。ほぼウケた事がない。
なので、どんなに長い話でも30秒以内にギュっと収めるようにした。
オチは先に言う、どう感じたかを大げさに伝えるなど、意識して話すとちょこちょこウケるようにはなった。
もっと話したいトコがあっても「あー」とか「はー」とかで流されるから、
なんだかスッキリしない。本当は全部聴いてほしい気持ちがあった。
そんなある日、ちょっとした事件があって凄くムカムカしていた。
誰かに話したくて仕方がなかった。そうでもしないと、この怒りは収まらない。
そうだ、今こそこの怒りを全部、友達に聞いてもらおう。
俺は次の日友達と会い、このエピソードを全てありのまま話した。
俺がどれだけ嫌な思いをしたか、怒っているか。それを知って欲しかった。
しかし友人は、まず「し~」っと言って静かにするようにジェスチャーした。
ただの「茶化し」である。
誰もいない夜の通り。そんな響き渡るほど声は出していない。
いきなり出鼻をくじかれたが、これに負けずエピソードを話し続けた。
ただ聞いて欲しいだけだった。
しかし友達は、「ああ」「どの店入る?」「すげえな」「へえ」と適当な相槌を打つばかり。
俺は確信した。
こいつは俺の話に興味がない。
短く事実だけをまとめて、面白いかもというポイントだけを凝縮し、30秒以内にまとめる。
そうする事でしか、こいつは俺の話をまともに聞いてくれないのだ。
ウケなんてどうでもいい。そういう感情の発露を受け止めてほしかったのだ。
本気で話したからこそ、分かった。
こいつは人の話を聞くのがヘタクソだ。
というか、俺に何の興味もないんだ。
ちなみに、その友達だけなの?そういう反応するのは 他の人へ話した時は?後輩とか気を使ってくる間がらとか、もう増田のこと分かってる家族以外の反応はどうなんだろうか いや、あ...
いきなり自分語りになってしまうんだけど、 僕の昔の友だちには、僕のエピソードトークに謎の上から目線で辛口採点するような立場で聞いてくる人がいた。 なんかお笑いが好きな人だ...