Zoom Phoneが1,000万ライセンス突破|AI×クラウド電話が企業コミュニケーションを進化

文●さとまさ 編集⚫︎ASCII

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 Zoom Communications, Inc.は10月9日(現地時間)、AIファーストのクラウド電話システム「Zoom Phone」が世界で1,000万ライセンスを突破したと発表した。この快挙は、Zoomが企業コミュニケーションの新時代を切り開いていることを示す重要なマイルストーンとなる。

 2019年の提供開始以来、Zoom Phoneは急速に普及し、クラウド電話ソリューションの代表格として地位を確立してきた。企業が従来のPBXシステムからAIを活用した統合型コミュニケーションへと移行する中、Zoom Phoneはその変革を支える中心的存在となっている。

 このプラットフォームは、エンタープライズ向けに豊富な機能と柔軟性を備え、チーム間のコラボレーション強化や顧客エンゲージメント向上をサポート。効率的でスマートなビジネスコミュニケーションを実現する。

 Zoom PhoneゼネラルマネージャーのChris Moss氏は次のようにコメントしている。

「Zoom Phoneの1,000万ライセンス達成は、Zoomにとって大きな節目であり、世界中の企業が電話システムの新しい可能性を模索している証だ。」

 Zoom Phoneは、電話管理の簡素化とコスト削減を実現しながら、AIによる高度なコミュニケーション体験を提供する。業務効率化とユーザー体験の両立を目指す企業にとって、最適な選択肢となっている。

 米国のITリサーチ会社ZK Researchの主席アナリストZeus Kerravala氏は、「短期間でのこの成果は、Zoomの革新性と顧客への強いコミットメントの結果だ」と指摘。また、シドニー映画祭のBrock Taffe氏は、Zoom Phone導入により映画祭開催中の電話コストを81%削減したとし、その効果の高さを強調した。

 Zoom Phoneは、AI技術やモバイル対応、各種アプリケーション連携を通じて、通話・ミーティング・チャット・メッセージ・コンタクトセンターといった企業コミュニケーションを包括的に支援している。

 サービスの詳細は、Zoom公式ウェブサイトで確認できる。

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