プロ野球・阪神は7日、甲子園球場で広島に2―0快勝し、セ・リーグ史上最速の優勝を果たした。大阪・道頓堀も阪神優勝に歓喜する人であふれている。
2023年11月5日の38年ぶりの優勝時には道頓堀にかかる戎橋(えびすばし)に大勢の阪神ファンが詰めかけていた。この日、大阪府警は道頓堀橋の欄干に高さ3メートル程の目隠しバリケードを設置、優勝が決まる前から遊歩道「とんぼりリバーウォーク」へ降りる道頓堀橋、戎橋、太左衛門橋の階段を封鎖した。
吉村洋文大阪府知事は6日、自身のX(旧ツイッター)で「阪神勝利。マジック1。もし、明日、阪神タイガースが優勝しても、道頓堀川には飛び込まないで下さい。危険です。前回の優勝時、横山市長は安全の為に道頓堀川の水位を上げたようですが、今回は逆に水位を下げるかもしれません。知らんけど。いずれにせよ、道頓堀川には飛び込まないで」と呼びかけていた。
しかし、この警告は届かなかったようだ。阪神ファンやYouTuber、ミャクミャクのぬいぐるみをかぶった青タイツ男らが、とんぼりリバーウォークから次々と堀へダイブした。
飛び込んだ人は、集まった人々にむかって「やったりました。阪神優勝したんで」とガッツポーズ。さらに今年は六甲おろしをピアニカで演奏するオオカミの覆面をかぶったアーティストが出現し、阪神ファンが大合唱していた。
阪神ファンの大騒ぎを海外からの観光客は不思議そうに見つめ、水に飛び込む日本人を興味深そうに撮影していた。















