コメンテーターの玉川徹氏が28日、テレビ朝日系「羽鳥慎一モーニングショー」(月~金曜、午前8時)に出演。高市総理と米国トランプ大統領との会談で、為替への言及があるのではと推測した。

 トランプ大統領が27日に来日し、28日には高市総理と会談が行われる。玉川氏は「暮らしに関わるっていう風なことで言えば為替なんですよね」とこの対談でのポイントを挙げた。

 玉川氏は「日本でもアメリカでも明日、明後日って、中央銀行の政策決定があるんです。金利をどうするかっていう」という。玉川氏は「高市政権の前には、日本も金利を上げるっていう観測だった」というのだが、「高市政権になってですね。日銀と政府は協調しなきゃいけないって話をされたっていうことで利上げできないんじゃないか」と推測した。

 その一方で、アメリカはというと「アメリカはFRBに対してずっと圧力をかけているわけですね、トランプ大統領が。利下げをぜひ、させたいと思っているわけです」という。

 玉川氏は「アメリカの方は、どうも利下げになる可能性が高そうなんですけど、本当はこれで日本が利上げをすれば円安の方向から円高の方向に変わる可能性があるんですね」というが、「いま、日本は利上げしないんじゃないかっていう感じになっている」とも指摘。

 ただ、「本当はトランプ大統領はドル安がいいんです、円高の方がいいんですね。だから、もしかすると、この首脳会談でそういう風な圧力をかけてくる可能性もあるんですね。日銀の利上げをそのまま認めたらどうだっていう風なことを言ってくる可能性がある」と推測した。

 為替に変動によって変わるのは物価。「もし円安になるんだったら物価は上がりますので、その辺の部分を僕は注目しています」と話した。