捨て仮名というのは「っ」とか「ょ」みたいな小さい仮名のこと。どうも、捨て仮名を行頭に配置しないというのが組版の絶対的なルールだと思っている人がいるみたいだ。
「拗音を行頭に配置しない」というのは長い組版の歴史を通じて成り立ったルールで、人々もそれに慣れ親しんでいる。その常識を真っ向から覆すにしてはかなり安っぽい決断に思える。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4767174559451651009/comment/dkn97bw
これに猛烈な違和感、フックを感じる辺りが、日本語印刷の大きなルールが認識され共有されていることの現れかなと思う。これが蔓延してルールが破壊されるのはちょいと困るけれども、まぁ狙ってやってるなら。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4767174559451651009/comment/Mu_KuP
うーん。でも、やっぱり変だと思うし気持ち悪いかも。判断した人、小説とか読まなそうだなーってなる。
https://b.hatena.ne.jp/entry/4767174559451651009/comment/qq3
しかし、そんなことはない。手持ちの本や雑誌をぺらぺらめくれば、行頭に配置されている捨て仮名がすぐに見つかるはずだ。
探すのが面倒という人のために、国立国会図書館のデジタルコレクションから例を見つけてやったぞ。
https://dl.ndl.go.jp/pid/2436467/1/48
左のページの下の段の2行目、行頭に「ゃ」が来てるよな?