2025-04-05

anond:20250405043826

精子遺伝子劣化特に父親の加齢に伴う変化が、子ども障害が生まれ確率を高める可能性があることが研究で示されています。具体的には、父親の年齢が上がると、精子DNA新規突然変異(de novo変異)が蓄積され、これが自閉スペクトラム症ASD)などの神経発達障害リスク増加と関連しています

具体的な研究・報告例:

1. 570万人規模の国際研究2011年、Molecular Psychiatry誌)

5か国の約570万人の子どもを対象にした研究では、40代父親は30歳未満の父親と比べて自閉症リスク28%高く、50代では66%高いことが示されました。

🔗 https://www.nature.com/articles/mp2010157

(※この研究はReichenbergらによるもので、Reichenberg A et al., 2011. "Advancing paternal age and autism")

2. 東北大学マウス実験研究2023年

東北大学研究グループが行ったマウス実験では、父親の加齢による精子遺伝子制御の変化が、子の神経発達に影響する可能性が示されました。

🔗 https://scienceportal.jst.go.jp/newsflash/20231208_n01/

引用元科学技術振興機構サイエンスポータル」)

3. ジョンズ・ホプキンス大学の予備的研究2023年

ジョンズ・ホプキンス大学による研究では、精子エピジェネティック変化(DNAに付加される化学的なマーク)が、3歳の子どもに見られる自閉症様の行動と関連していることが示唆されました。

🔗 https://www.hopkinsmedicine.org/news/newsroom/news-releases/2023/04/changes-in-fathers-sperm-linked-to-autistic-traits-in-their-children-small-preliminary-study-suggests

このように、父親の加齢に伴う精子遺伝的およびエピジェネティックな変化が、子どもの神経発達障害リスクを増加させる可能性があることは、複数研究により示唆されています

記事への反応 -
  • その論じてるのがただの素人の思い込みばっかなだけってことなのでは? あとは人気取りのポジショントーク 遺伝子劣化に関しては医学的根拠は全くなかった気がする

    • 精子の遺伝子劣化、特に父親の加齢に伴う変化が、子どもに障害が生まれる確率を高める可能性があることが研究で示されています。具体的には、父親の年齢が上がると、精子のDNAに新...

    • ​精子の遺伝子劣化、特に父親の高齢化に伴う新規突然変異(de novo変異)の蓄積が、子どもの神経発達障害のリスクを増加させる可能性があることが研究で示されています。以下に関連...

記事への反応(ブックマークコメント)

ログイン ユーザー登録
ようこそ ゲスト さん