某ショッピングサイトでとんでもない安さでMicrosoft Officeが売られていたり、Office付きなのに安い中古パソコンは全部非正規ってのは有名だが、ついにその闇を暴いてしまった。
仮想マシン用のライセンスが欲しくて、ネットを見ていたら、Windows11のプロダクトキーだけが売られていて、Office2021のプロダクトキーを合わせても笑っちゃうような安さだったので、「どうせ使えないんだろww」と思って興味本位で買ってみた。
購入後、数時間でプロダクトキーと一緒に使用手順がメールで送られてくるのだが、フリーダイヤルでアクティベートを行うよう書かれていて怪しさ満点。。でも、フリーダイヤルでアクティベートしたら普通に使えるようになった。
調べてみると、最安の時期には99円とかで売っていて、コンビニのおにぎりの方がまだ高いレベル。。
それはそうと、WindowsやOfficeのライセンスには購入経路などによって種類がさまざまあり、WindowsやOfficeを単体で買ってきた「リテール版」や、PCに最初からついているもので、そのPC以外では使用できない「OEM版」、そして、企業向け販売で、それを買った企業でしか使えない「ボリュームライセンス版」があり、調べてみると、おそらくこの安いライセンスは、大量購入すると安くなるボリュームライセンスの仕組みを悪用してバラ売りしているものか、企業のおこぼれを勝手に転売しているではないかと言われている。
そんな訳で、このライセンスは何なのかが気になって、Officeのライセンスの状態が見られるコマンドを見つけたので試してみると、
「Office21ProPlus2021MSDNR_Retail edition」と出た。
これの正体は「MSDNライセンス」と言って、開発者向けのもので、業務などには使えない「開発用に限って」のライセンスを発行できるサービスを悪用してライセンスを発行して転売しているわけで、ボリュームライセンスですらなく、しかも、ボリュームライセンスなんかよりも何億倍もタチが悪いものであった。
おそらく、他の激安Officeも、Office付きの中古PCも同じようなものなんだろう。もしかしたら本当にボリュームライセンスのものも紛れているかもしれないが。。
それが、ソフトウェアのランキングや、中古PCランキングの上位を占めていて、そんなPCを販売する業者がトップランカーとして表彰されているくらいだから、どうしようもないのである。
ネット上では「Microsoftやショッピングサイトのサポートに問い合わせても、買ったショップに問い合わせるように言われるだけ」、「報告しても意味がない」という声が見られ、明らかに売っちゃダメな商品にも関わらず全く対応をしないので、もはや「黙認状態」と言わざるを得ない。
配送先の住所などは抜かれているだろうし、変なライセンス使っているからとMicrosoftアカウントが垢BAN喰らうことも考えられるので、決して面白半分でも買ってはいけない。
>そんなPCを販売する業者がトップランカーとして表彰されている そんな反社会的なショッピングサイトは潰れればいいのに