2025-11-21

人間思考とLLM、思ったほど違わなくない?

最近AI思考人間本質的に違う!」みたいな主張をよく見るんだけど、正直そこまでの差があるとは思えない。

少なくとも、自分自身思考を観察してみると「そこまで特別プロセスじゃないな……」って感じることが増えた。

というのも、人間思考って結局のところ、これまでの経験知識パターンから“次にありそうな結論”を予測してるだけじゃないか

直感」とか「理解」という言葉を使うからすごいことをしているように見えるけれど、中身はわりと統計的な推論の積み重ねだと思う。

一方でLLMは、過去データから確率的に次を予測するモデル。仕組みは違うけれど、やってることはかなり似ている。

じゃあどこが違うのかと言えば、「身体性がない」とか「内的動機がない」とか、だいたい“現状の仕様”の話ばかりで、構造上の絶対的な違いという感じはしない。

そもそも人間だって、そんなに明確な内的動機で動いてる?

私は正直、刺激が来たら反応してるだけだし、褒められれば嬉しいし、怒られたら凹むし、わりと条件反射的な存在だと思う。

AIには世界理解がない」みたいな話もあるけれど、じゃあ世界中の映像・音声・センサー情報をぶち込んで、ずっと観察させたらどうなるか。

普通に世界予測できるモデル”になるだけで、それは自分たちが小さい頃から五感で学んできたことと違うようには思えない。

まり、違いは確かにあるんだけど、

それは本質というより“データ量とインターフェースの違い”に近い。

人間思考には本質的特別さがある」と信じたい気持ちはわかる。

でも、いざ自分思考をじっくり眺めると、そんなに魔法みたいな機能は見当たらない。

しろパターンの積み上げで動いているところはLLMとけっこう似てる。

から私は、「本質的な違いはそこまで大きくない」という立場だ。

もちろん“人間のほうが複雑で多様なデータを処理してる”とは思うけれど、それは量や種類の問題であって、質的な隔たりではない。

結局、私たち自分思考特別視したいだけなんじゃないか──

最近そんなふうに思うようになった。

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