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2025-09-14

トランプ政権途上国援助予算を削っても宇宙開発予算は削らない理由

B: トランプ政権って、途上国援助の予算はバッサリ削ったのにNASA予算は守ったんだって?どっちも生活に直結しないのに、なんで宇宙開発だけ特別扱い

A: それはアメリカ保守派文化宗教観関係しているんだよ。ポイントは「ドミニオン」っていう聖書の考え方。

B: ドミニオンって何?

A: 聖書創世記に「地を従わせよ、すべての生き物を治めよ」って神の命令がある。英語だと「have dominion」って言って、人類に与えられた使命と解釈される。自然管理し、文明を発展させる責任があるっていう発想だね。

B: ふーん、それが今の政策とどう関係あるの?

A: アメリカ保守派自分たちを「神に選ばれた民」だと考える伝統があって、新大陸開拓西部進出を神の計画の一部として理解してきた。その延長で宇宙も「最後フロンティア」と呼ばれるようになったんだ。だから宇宙探査は「使命を果たす行為」として語りやすい。

B: じゃあ途上国援助は?

A: そこが違う。保守派も援助自体は嫌いじゃないけど、本音では「福音を伝えながら」やるのが理想。ところが政府機関のUSAIDは宗教抜きで援助するし、リベラル価値観を条件にすることもあるから保守派にはむしろ不愉快に映る。「自分たち税金で、リベラル派の価値観押し付けてるだけじゃないか」と思われがちなんだ。

B: なるほど、そこは宗教観とぶつかっちゃうんだね。

A: そう。だからUSAIDは同床異夢ができない。保守派から見れば価値観対立がはっきりしてるから支持が集まりにくい。予算削減しても政治的に痛手が少ないんだ。

B: でもNASAは?

A: NASAは逆で、いろんな立場の人がそれぞれ別の夢を投影できるんだ。科学者にとっては純粋科学軍事にとっては宇宙安全保障産業界にとってはビジネスチャンス。そして保守派にとっては、神が作った宇宙人類支配する使命――いわば「宇宙ドミニオン」の実践になる。しかも、現実宇宙人が現れて神学的難問が突きつけられない限り、宗教とも衝突せずに同床異夢が成立する。

B: 宇宙探査って、宗教的にもそんなに意味があるんだ?

A: そうだよ。たとえばマイク・ペンス副大統領は、NASA関連の演説詩篇引用してこう言ったんだ。「たとえ天にまで行こうとも、主の御手が我々を導き、その右の御手が我々をしっかりと支えてくださる」。これは「宇宙探査は神に導かれた使命だ」というメッセージのものだよ。

B: なるほど、それなら宗教保守派宇宙開発応援やすいね

A: そう。宇宙開発アメリカ人にとって「新しい天地を切り開く使命」であり、同時に神学的にも「神が作った宇宙理解し、人類舞台にしていく行為」として意味づけられる。だから国民生活に直結しなくても、文化アイデンティティを満たす政策として維持されやすいんだ。

B: 途上国援助はそうはいかない、ってわけか。

A: そう。途上国援助は「誰の価値観でやるか」がすぐ衝突を生むし、宗教保守派が納得する形にはしにくい。NASAは「アメリカの使命」「人類未来」「神の創造舞台」という物語を共有できるから、同床異夢でまとまりやすいんだ。

B: つまり宇宙開発は、みんなが自分物語投影できる「安全な夢」なんだね。

A: その通り。だからこそ、トランプ政権はUSAIDを削ってもNASAは削らなかった。宇宙国民生活以上に、アメリカ自己像を支えているからなんだ。

2023-08-25

anond:20230823145057

科学っていうか工学領域から社会においてリアル問題として立ち上がるときに「科学」と呼ばれるものは。

医学はいわば人体工学だし、

原発事故対応)は言うまでもなく核物理学だけでなく広範な分野に跨がるエンジニアリングの複合体。

科学当為きらう工学当為に直接接続する。

抜き身の科学原則を振りかざすことに意味があるという機会はそうないだろう。

それなのに、この世に純粋科学とそれ以外のゴチャゴチャしたおまじないしかいかのように「本来科学的な姿勢とは〜」とか語る奴は学者馬鹿というか端的にモグリなんだろう。ガチサイエンティストは嫌でも娑婆世間リアル相手に苦労を重ねているはず。

■「工学科学だ」んなこた誰でもわかっとるわ。書き方が不十分だったかもしらんが。

科学全体の中の、現在進行形社会との界面にある工学レイヤー政治倫理が嵌入してくるその入り組んだシーンで起きてる問題において

基層から直接、基礎科学プロトコルの断片を掬い上げてきて水戸黄門の印籠よろしくかざすことはなにか生産的ですか、とき原理原則に立ち返ることの必要をいうなら「やれやれ、これだから一般人は」じゃなくインターフェース部分の科学コミュニケーションを本気で頑張らないと自己満足したいだけの説教バカかと疑われます

■「科学当為を〜そうなの?」科学はまあなんのためというかそれ自体のために存在するとして、工学は人を幸せにしてなんぼなんだから当然そうだと思ってるけど?

2020-02-04

anond:20200203235635

 平成官僚は腐っていて最悪だからな。

数学という役に立たない純粋科学を忘れて怒る少女も全員理Iではないが文IIに逃げた。

さないのも最悪。

2013-09-02

http://anond.hatelabo.jp/20130901160237

身になる議論でとても面白いです。

申し訳ないですが、中段、「それを踏まえて、一点」以下は今回は議論を避けさせてください。今回僕のたてた日記テーマ範疇を超えてしまい議論のコントロールができなくなる気がするのと、僕が国家アイデンティティの一部に軍の保有が含まれるか否かは考えた事がなかったので少し考えてみたいということで。

 

それ以外の部分についてはご指摘の通りで、僕も「条件付きですが」戦争がない状態の方が望ましいと考えています。また、それを達成するための方法論として非武装主義は間違っていると考えています。いわゆる「サヨク」ではなく「まっとうな」革新左翼理想主義論者陣営が「理想論」として非武装を最終理念として掲げているというのは理解していますしかし、その「理想論」のあり方も疑問に思っています

なかなか議論を進められず申し訳ないのですが、これについては別に論を立てたいと思っているので短く返答します。

理由のひとつはは前エントリーにも書いた「かもしれない運転」であるべきだという事です。

僕は政治経済といった、複雑さにおい純粋科学範疇を超えており、実験を行う事の出来ない分野においては保守的であるべきであると考えています

なぜなら、「複雑すぎて人間には前提となるものの把握が困難過ぎ、いくら理論が正確そうにみえたとしても前提の把握が間違っており、結論が間違っていた」ということがあり得るからです。さら実験でその理論が正確かどうかを確かめる事ができません。また、その理論を実行して失敗した場合に被害が非常に大きくなる場合があります(例としてはカンボジアなどどうでしょうか)。

ですので、「理論的に正しそうだから上手くいくだろう」運営ではなく、「歴史的にずっと残っているか必要なのかもしれない」運営、つまり保守的な運営をするべきだと考えます

今回の事例に当てはめると、「非武装にしたら戦争がなくなるはずだから非武装にしよう」ではなく、「それぞれが武装しつつそれなりの小競り合いをしつつも世界は依然として続いているからそういった世界の方が持続性があるのかもしれない」ということです。

平和を目指すべきではない」という立場の人の存在も理解しますが、それはあまり偽悪的すぎて僕の立場ではありません。

 
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