鉄血のオルフェンズの放送当時、ガエリオ関連でガルマの話題はよく見たけれど
その時には今みたいな変な意見は見掛けなかった気がするな。
シャアはガルマを疎んじていたしそれが当たり前の事だとして話が進んで行ったような。
マクギリス自身がガエリオは生涯ただ一人の友人だったと言ったけれど、
それを根拠にガエリオさえ殺そうとしなければマクギリスは幸せになれたとか言う人は見掛けなかった。
そんな言葉よりも実際に二人の置かれた境遇を考えて、健全な友情が育まれる訳がないだろうという意見が多数あって、実にまともだと思った。
単純に台詞だけを見るんじゃなくてその背景を見てたし、不幸な生い立ちはちゃんと汲んでもらえたし親ガチャ当たりのボンボンの傲慢さはちゃんと批判されてた。それが普通だと思ってた。
でもファーストガンダムから始まる一連の宇宙世紀ものだと違うんだよな。
石動に関してもマクギリスの思想に共感して協力したというまともな見方が大半で、
今のシャリア・ブルのようにマクギリスを踏み台にしてヒロイン扱いされるのは見掛けないね。
カルタのマクギリスへの恋着も性加害的だとして否定的な見方が普通に多く、今のキシリアに対する好意的な目線とは大分違う。
鉄血は作品自体は酷かったけどファンの民度はかなりマシな方だったと思う。だからストレスは少なかった。
水星の魔女でも全体的には酷いとは言え、スレッタやプロスペラの境遇を思い遣りミオリネやデリングのお咎めなしを批判する声はそれなりに多いしな。権力や階級構造に対する批判的な目線がちゃんとある。やはり宇宙世紀が異常だと思う。
全体として「自分の観測範囲ではこうだった気がする」という感覚でしか語っておらず しかもその範囲がめちゃくちゃ狭いのでぜんぜん参考にならないやつだな