2025-08-22

俺のワキガ手術(超音波吸引法)が無事失敗したので情報共有しておく

金額にして40万円を失い、不自由生活が1ヶ月続き、腕の違和感が3ヶ月残った。

1年後、ワキの臭いは半分以上残った。

他人からすれば歩く100トンの生ゴミが、歩く50トンの生ゴミになったようなものだ。
つまる所、「超音波吸引法」をやった前後他者が感じる「コイツまじくせ~~~~死ねよ~~~~」の程度は微塵の改善もされていないと断言出来るわけだが、誰がこれに反論出来るるのだろうか?(of course no one

皮膚が壊死しなかったので「大失敗」ではないのだろうが、金を失い、健康を損ね、時間無駄にし、リスクを背負い、ほとんど何も手に入らなかったのだからして、失敗以外の何物でもないだろう。

ネットで腕自慢の医者共が「ワキガ手術をするなら剪除法(直接ハサミでアポクリン汗腺を切る方法一択であり、それ以外は時間と金無駄」と語っていたのをただのポジショントークだと切り捨てた僕が間違っていた。

少なくとも某クリニックでやってる「根◯◯ぎベ◯◯ーシェー◯◯グ」は完全に金の無駄

ワキガ人生には3つの選択肢しかない

「両腕の自由を2週間奪われ、開いた皮膚の大きさに比例しただけの合併症や壊死のリスクを背負う手術を受ける」

もしくは

「デオナチュレで誤魔化せているという思い込みの中に引きこもり、人々から文字通り鼻をつままれながら暮らす」

ないしは

自殺

この3つしかない。

ほかは全てまやかしなんだ。

以下蛇足

ワキガ手術失敗再発防止啓蒙エッセイ無知なる罪人」

僕の名前は「脇 薫」(偽名)。

当時、僕は30歳のサラリーマンだった。

僕がワキガ自覚したのは大学生時代のある日、自分のワキからスパイシー香りがすることを突然発見したのであった。

ネットを駆使して10種以上のワキガデオドラント世界中から取り寄せ、最終的にはデオナチュレに落ち着いた。

本当はパースレックスが使いたかったけど、脇毛の剃り跡に転がり込んだ粒子が激痛と共に出血を引き起こすので諦めた。

僕はこれで十分な対策が出来ていると信じていた。

風呂場でも滅茶苦茶洗って毎週ワキ毛も剃って、その上からデオナチュレを濡ればほぼ臭わなかったんだ。

でもある時から職場で僕の周りの人が僕のことを避けるようになった。

横を通る人が臭いと言ってくる小声が聞こえたり、僕が部屋に入ると大声で「くっせーくっせー」と叫びだす輩(高校中退)まで出てきた。

流石にこれはまずいのではないか医者相談した。

そこでは「まあワキガなのは間違いないっすね。手術するほどかっつーと・・・まあもっと酷い人もいますしねえ・・・」と濁されてしまうのだった。

手術をすることを考えてネットで調べると様々な情報が出てくる。

ミラドライ多汗症しか聞かないだとか、剪除法をしたあとの後遺症で緊急入院したとか。

その中で僕が気になったのは「超音波吸引法」だ。

超音波を当ててから脂肪吸引機でアポクリン汗腺を除去するこの方法は「90%の治療度」をほこり、術後1年たっても全く臭いが消えたという報告が多数あるらしい。

から超音波を当てるだけのミラドライや、熱針を適当に指すだけのビューホットとは治療レベルが段違いだそうだ。

切る必要はあるがダウンタイムも大幅に改善され、術後の生活で苦労することもほぼないとか。

一方でブログで腕自慢院長ニキなお医者様達からは「また脂肪吸引機でワキガが治ると思ってる馬鹿医者患者がいた。金の無駄」「ちょっとは切る癖にビューホットっと本質的に差がないんだからリスクが増すだけ」「名前だけちょっと新しくして最新の治療みたいに言ってるけど30年前からあるし、結局は切る方法の方がいい」「保険適用にならないのも当然の欠陥手術」「結果として2回切ることになるから患者一方的に損して悪徳医師けがボロ儲け」などと散々に書かれていたのだ。

全く正反対の二つの意見が飛び交う中、僕は何を信じるべきだったのだろうか?

決め手になったのは、「仕事の忙しさ」だった。

上司に恵まれなかった当時の僕は恐ろしいほどに忙しかった。

転職をしようにも「ワキガなんてどこも雇ってくれないよ・・・」という不安に心が縛られ動けないでいたのである

ようやく掴み取った夏の連休連休が欲しいなら有休を使えばいい?毎年10日以上捨ててるのに?いつどうやって?)、その長さの中で収まる手術の選択肢に剪除法(ハサミで切る方だよ)は入ってこなかった。

短い夏休みを終えて帰ってきたあとで腕を縛られた状態風呂もロクに入れずに出社する選択肢を選ぶ勇気がなかったのだ。

大声で人の悪口を言うようなイキリカス(中卒)さえ黙らせてくれないクソ職場のために人生の重大な選択肢を間違えてしまったのが悔しい。

夏休みに入る少し前に僕は某クリニックに向かった。

美容整形世界における日本トップクラス会社だ。

遠くのイキリ腕自慢医師より、駅チカの超大手という選択が正しかったのかどうかさえ分からない。

だってそもそも超音波吸引法自体カスなんだから

まあカスの手術を平然と売ってる時点でカスのクリニックなんだろうなと今は思うよ。

大手クリニックで「うちの整形外科は凄いですよ」とアピールするためなのか量産型な顔つきのネーチャン達に案内されながら、どこかぶっきらぼうな医師からアレコレ説明を受けた。

「ま、わざわざ切る必要とかないんすよね。ベイザーシェービングで全然治るんで。昔からある方法パターン確立してますし。つーかガッツリ切ると壊死のリスクとか大分増えますよ?んで、切ります?」と聞かれた。

いや、誘導尋問

このときの僕は「ゆーて保険適用だろうがなかろうが医者に入る金はそこまで差はねーわけだし、この説明我田引水ってこともねーやろ」と思っていた。

手術後にネットで調べまくったことで今は答を知っている。

保険抜きで計算しても単価が高く、装置脂肪吸引装置をそのまま使うだけなので(医者側の)コスパが高い」「手術時間が短いので(医者側の)タイパが高い」「合併症リスクが下がることは医者側にも旨味がある」「臭いが半分消えれば効果ありになるため無料再手術のリスクは小さい」「ダメ押しエクリン汗腺の手術をしてもらえる可能性もある(剪除法の場合両方ジョキジョキするので両方に効果があるが、超音波吸引法は片方のみなのでエクリン汗腺が残る)」と向こう側の旨味一杯なのである

そりゃ誘導するわ誘導

手術当日、僕は全身麻酔を打たれ全身麻酔を打たれたことによるリスクを背負った。

皮膚の壊死より下手したら危ねーリスク背負ってないか

術後の患部はごっそりとなにかが削がれた実感があった。

「僕の中にあったアポクリン汗腺でちゅよ~~~」と血の中に浮かんだ黄色い塊を見せてもらい僕は満足してしまったが、僕の脇に残置されたアポクリン汗腺の量は誰も知らないである

手術完了後、僕は腕に猛烈な違和感を覚える。

脇だけじゃなくて脇に近い二の腕の当たりもごっそりと何かが吸われたような感じなのだ

ふと見ると皮膚にアザがばぁ~~~~~っと広がっている。

無差別放射されたベイザーと、無差別吸引を繰り返す吸引器が、余計なところまで肉を削ぎ落としてくれたあとなのである

「剪除法はアポクリン汗腺ごと根本から皮膚をぶった切るから毛細血管ブチブチで危ないよ」と言っておいてコレかよ!!!

まあ、これで効果があるなら・・・とその時は考えたのだが、結果は「腕壊され損」である

はぁ~~~~~~~

もう超音波吸引法はコリゴリだよ~~~~~~~~~~~~

あとがきという名の泣き言

ワキガ手術なんてはてなーの億万長者からすればたかが40万円の買い物なんだろうけどさ、俺のような年収中央値人間からすれば結構痛い出費だったよ。

人生で積み上げた貯金の1割程度が完全に無駄ものに消えた。

クソみたいなソシャゲにハマって毎月3万溶かす生活を1年続けたのと同じだって思えばまあ諦められるのかな。

飲み会100回やるよりは時間無駄にしてないのかな?

辛い。

今でも俺は毎日職場で「(くっさ・・・)」「くっせ~~~~~マジくっせ~~~~~~」と言われてる。

助けてくれ。

早くこんな職場辞めて、ちゃんとした手術を受けようかな。

それともこのクソ共から何を言われてもガン無視する鋼の心を鍛えるか。

死を選ぶ気はまだないけど、そろそろ気が狂いそうな気配はする。

本当、なんでこんな職場で働いてるんだろう。

そもそも半月ぐらいサクっと休めるなら普通の手術でワキガも治せたのにな。

ほんまクソやわ。

人間性も、働かせ方も、そもそも労働基準法違反だろ有休買い取りぐらいしろ

  • 辛い

  • アメリカで働いてるが臭いやつはそんなに居ないのでデオドラントとかでなんとかなるんじゃないか?

    • ワキガが多い空間ではそれが「普通の体臭」になるんだと思う。 日本人は世界平均で考えると極めて「魚臭い集団」なんだけど、よっぽどのことがなければそれを気にしない。 焼いたサ...

  • デオナチュレの上にリフレア塗ってみ 切らないと根本解決にはならないと思うが

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