2025-09-29

anond:20250929050851

全然ちゃう

そもそも手術は身体違和が強い性同一性障害GID)の患者治療のために必要だということだったんだが、

身体違和のないトランスジェンダー性器を残したいとGIDを叩きまくってきたんよね

 

トランスジェンダー vs GID

https://kakuyomu.jp/works/16816927860040342257/episodes/16817330654417815669

同一性障碍とトランスジェンダー対立は九〇年代に遡る。

対立の導火線となったのは、一九九六年――『「性転換治療の臨床的研究」に関する審議経過と答申』を埼玉医科大学倫理委員会が発表したことだった。

それを受け、一九九七年――日本精神神経学会の「性同一性障害に関する特別委員会」もまた、『性同一性障害に関する答申提言』と『性同一性障害に関する診断と治療ガイドライン』の二つを発表する。

GID当事者たちにとって、これは長年の望みだった。

それ以前は、性別適合手術は三十年間も公認されていなかったのだ。

だが、やがてGID越境性差トランスジェンダーは袂を分けてゆく。

当然だろう――GID当事者たちは、生まれるべきだった身体を取り戻したいのだ。女装しただけで「性別が変わった」と言う人々とは相いれない。

特例法が作られたのは、身体を変え、多数派に埋没しようとする人々が、それでも埋没し切れない部分――戸籍上の性別を埋没させるためだった。「自分は元は男でした」と公言するのならば、特例法はいらないとさえ言える。

特例法成立以前から活動していた「トランス女性」の三橋順子は、このようなGID当事者の態度を「TS原理主義」と呼んで批判した。同じく「トランス女性」の米沢泉美も、「医療を望む者と望まない者との間に格差を生んだ」と述べた。そして両者とも、性別身体ではなく、自己認識で決めるものだと主張している。

身体」という現実残酷だ。GID当事者はそこに違和感がある。これは身体的な症状――つまり病気」だと言える。「病気」と認定されたことにより、それに伴う権利を(特例法や、治療への保険適応などを)GID当事者は得られた。

一方で、LGBT活動家の目的は、性同一性障碍という病気をなくすことだ。

しろ、「男と言ったら男」「女と言ったら女」となる世の中を作りたいのである。それなのに、身体違和という現実を抱える人々がいることは目障りだ。

そこで捻り出されたのは、「性別を変えたいことを『病気』扱いすることは人権侵害」「性別適合手術強制断種」という珍妙理屈だ。

まり、「ただ身体を変えたいだけなのに、それを『障碍』と呼ぶなど可哀そうじゃないか」「ただ性別を変えたいだけなのに、手術をしなければならないのは人権侵害」と主張しているのだ。

だが、性別適合手術GID当事者が勝ち取ってきた権利である性別適合手術公認されていなかった時代正式な診察のガイドラインを制定するように働きかけたのはGID当事者たちだ。

一方、いわゆる「TS原理主義」に対するLGBT活動家の反感は憎しみの域まで来ている。

越境性差トランスジェンダー活動家・三橋順子と畑野とまとは、二〇一八年に「くたばれGID学会」という座談会を開く。そこでは、性同一性障碍の脱病理化について語られていた。

画像】「くたばれGID学会」のチラシ

https://kakuyomu.jp/users/Ebisumatsuri/news/16817330654417898831

記事への反応 -
  • 最初は、手術して女性化して外観も女性そっくりなのに、戸籍やパスポートの性別が男性であるせいで、 社会で生きづらいトランスジェンダーの人が居たんだよね。 外見が女性そっくり...

    • 全然ちゃうで そもそも手術は身体違和が強い性同一性障害(GID)の患者の治療のために必要だということだったんだが、 身体違和のないトランスジェンダーが性器を残したいとGIDを叩き...

    • その「手術」の前に自然が生む半陰陽とか出生のときに性器の発達が外れ値だったせいで遺伝子と逆の性別で登録されてしまった子供だっておりますが

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