「現場改善」を含む日記

はてなキーワード: 現場改善とは

2025-10-30

■anond:20251029202119

いや、増田の言っている環境は普通じゃないかもよ

平時に必要な従業員数だけ雇い、繁忙期には残業で対応するって割と普通の経営なんですよ…。

「平時に必要な従業員数」の定義

いろいろあるんだけど

社会貢献活動などにも従業員がいるなど余裕のある企業
普段は現場改善業務などをやっているメンバーを抱えていて、いざという時に現場に入れる余剰人員がいる企業（生産管理とかにシニアのスタッフをちゃんと持っているなど）
■■■ホワイト企業の壁■■■
現場で一定の確率で発生する休業率のおおよそ3σぐらいまで対応できる人員をそろえている企業
■■■持続性のある企業の壁■■■
全員が定時出勤する状態で生産人員計画が組まれており、その行程に関する情報を他の人が持っていない。リカバリするには欠勤した人が残業などしてその分オーバーワークして取り戻さないとならない企業。
■■■ブラック工場の壁■■■
平時の受注量全員が毎日一定時間残業をすることを前提に仕事量があり、求人などに出る賃金モデルが残業込みになっている。始業が8時で終業が18時、隔週で土曜出勤日などで1ヶ月40時間程度の残業込みでようやく人並みの賃金。一方で受注が減すると残業をカットするため、その分賃金が減らせるようになっている。一方増産が必要になるとここからさらに残業を行うことになる。

繁忙期に残業で対応するって？

そもそも生産能力に余裕があり、普段別の仕事をしている人たちが投入されるため、普段生産に従事しているひとたちはめったに残業が発生しない。突発的な不具合対応は通常生産とは別チームが対応する。
■■■ホワイト企業の壁■■■
繁忙期に残業が発生するが事前に予想されている。工場であれば生産計画が作られており、1ヶ月前程度に稼働計画が示される。諸事情で残業等に対応できない場合は、休暇取得時のプロセスに従って人員がフォローされる。なお、突発的な不具合などの対応は通常生産チームとは別のチームが対応するため通常は影響しない
■■■持続可能な企業の壁■■■
入った仕事がそのまま工場に投入され、工場では仕事の進捗状況を見て「悪いけど今日残業してくれない？」といったノリで従業員に残業や休日出勤を依頼する。通常なのか、緊急対応なのか、不具合対応なのかはあまり区別が無い。優先順位は営業の神通力できまる。
■■■ブラック企業の壁■■■
生産量の管理が従業員や最小のチームレベルで個別に「できるか？と聞いて、断られたら無理」方式で管理が無い。仕事はどれだけ押し込むかで決まり、人間関係で優先度が上がり下がりする。淡々と処理する人のところに仕事が集まって残業が増えてやめてしまいがち。