2025年10月30日、「恋×シンアイ彼女」は発売から10周年を迎えた。
でも、私にとってこの日は“お祝い”ではない。
むしろ、信頼していた作家への失望をはっきりと刻んだ、痛みの記念日だ。
けれど、蓋を開けてみれば――ヒロインは主人公の前から三度も姿を消す。
ユーザーの心を弄ぶような展開で、まるで“恋愛”というテーマを使った詐欺のようだった。
私は、この物語を手掛けたシナリオライター新島夕を、どうしても許すことができなかった。
2009年の夏、友人から「ナツユメナギサがすごい」と聞き、何気なくプレイした。
その世界観は、CLANNADや村上春樹の『世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』さえも凌駕していたように感じた。
あれを体験した瞬間、私は新島夕という作家に未来を託したいと思った。
音楽のセンス、台詞の一つひとつ、そして桜が最後に消えるという切なさ。
それらすべてが、美しさと哀しさのバランスを保ちながら胸に深く刺さった。
今でも、あの作品のラストシーンを思い出すと、胸の奥が少し痛む。
当時、彼の名前はあまり表に出ていなかったけれど、演技面で佐本二厘を起用する感性にも強く共感していた。
「この方こそ、業界を牽引していく存在になる」と本気で思っていた。
『魔女こいにっき』をはじめ、彼が関わった作品には、常に確かな“芯”があった。
少なくとも彼の書くシナリオに、大きな失望を覚えたことは一度もなかった。
だからこそ――『恋×シンアイ彼女』をプレイしたとき、私は言葉を失った。
彼の担当したメインヒロインは、アイドル活動を理由に三度も主人公の前から姿を消す。
その展開に、何度も心が折れそうになった。
あの頃の新島夕が描いていた“喪失の美しさ”は、もはやどこにもなかった。
残っていたのは、ユーザーの気持ちを踏みにじるような空虚さだけだった。
最初は、「きっと制作側の意向で自由に書けなかったのだろう」と思っていた。
むしろ、私は勝手にプロデューサーを責めて、自分を納得させようとしていた。
でも、その後のインタビューを見て、すべてが崩れ落ちた。
新島夕本人は、ヒロインの失踪を「天啓」や「千年王国」などと語り、外注でありながらプロデューサーを“クン”付けで呼び、もともとは王道ラブコメ展開であった物語を、ヒロインが三度失踪し芸能界へと消える胸糞話へと変えるように強要したことを、堂々と語っていた。
その軽薄な言葉の数々が、これまで彼を信じてきた自分への裏切りのように感じた。
あの瞬間、心のどこかで「もう戻れない」と悟った。
――私が信じていたシナリオライターは、こんな人間だったのか。
ユーザーの感情を軽んじ、期待を裏切ることを“芸術”と呼ぶ人だったのか。
私にとって「恋×シンアイ彼女」の十周年は、感謝でも懐古でもない。
それは、かつての憧れが音を立てて崩れ落ちた日を思い出すための、痛みの記念日だ。
サポートがとっくに終了したバージョンのLinuxディストリビューションを入れたPCを、社内のネットワークに接続させて欲しいという相談が、情シスであるところのウチらに上がってきた。
このままだとネットワークに接続できないので、OSを最新版にアップグレードできないと。
もちろんセキュリティ要件の問題から突っぱねたけど、今度はそのLinuxPCのOSアップグレードを手伝ってくれと来た。
えー、なんでそうなる??
そんなん、他のパソコンでISOイメージ落としてきて、DVDかUSBメモリのインストールメディア作ってアップグレードしろっての。
自己責任でLinux使ってるならそれくらいできて当然でしょ。WSL2しか使えないガキじゃあるまいし。
そんで、その部署もその人に任せっきりにしないで助けてやれよ。
そいつがそういうふうに困ってしまうのは、まずはそいつが所属する部署の責任だろ。
なんでこっちに丸投げする??
生活習慣病があるのかな?
で、「ともだちんこ!」っていうやつ作ったんだよ。完全にネタ用かつ友達同士で使う用のやつ。
だからともだちんこ!の文字と共に実写のちんこ(もちろんモザイク掛かってるよ)が映ってるスタンプで、実際友達に送ったらみんな爆笑。最高wwとか馬鹿すぎるwwみたいな感じで、内輪で盛り上がってたんだよ。
事件が起きたのは先日のこと。
取引先とLINEで連絡とってるんだけど、手が滑って間違って送っちゃってさ。いやまさかね。こんなことになるんて…ははは
おぃいいいいいいいい!!!!?どうすんだよこれ!?!!?! いきなり取引先から「ともだちんこ!(実写モザイクちん〇)」のスタンプ送られてくるってどんな状況だよぉおおお!!!!
これ…ほんと…どうすればいい?
普段なら流せることにも反応してしまうし、ちょっとした言葉が刺さる。
最近、そのイライラをはてなの男女バトルで発散している自分に気づいた。
だけど、生理中にはてブで男女論争を漁ってる自分を見てると、大切な問題をイライラのはけ口にしてる感じがして苦しくなる。
自己嫌悪に陥る。
どうすればいいんだろう。
おまえは愛されてるんだよ。気づけ。
出張先の宮古島でカネをケチって山奥の格安レンタカー屋に行ったんだが、子犬が全力で歓迎してくれてきゃわいいいいい♥♥♥などとクネクネしてしまったわけよ。
ほっとくとぬいぐるみをかじって振り回して大騒ぎして、
おいでって言うと喜んでくっついてくるのね。
おじさんはもうだめでした。