子供の頃、というのは、おおよそ55年くらい前のことで、掲載誌は少年サンデーや少年マガジンなどではなく、おそらく「小学◯年生」といったような雑誌と思う。
内容は、広い洞窟のようなところを探検する話で、覚えているシーンは、岩の大きな水溜り(あるいは池)の手前側に主人公がいて、水溜りの対面に、明るい穴あるいは少し狭い洞窟から、異星人と思われる何かが数体出てきて、片手を上げて口々に「やあ」と言っている。
その風体は、ひょろ長く表面はツルツルしているよう。頭部は縦に長く、目も縦に長い、しかし黒目はない。
さらに、洞窟だと思っていたのは、実は宇宙を漂う巨大な生物の内部。
その生物を俯瞰した場面では、平べったいナマズのようで、背中がボコボコしていて、尻尾の部分が細くなっている。