三年前の話で、当時本気で死のうと思った時があった。仕事もうまく行かない。彼氏にはフラれた。肌荒れも酷い。ほんとにもうどうでもいいやって感じになった。会社の帰り、電車に飛び込むなら今かなって思ったけど、なんか寒いし、やっぱ家で死ぬか…って思った。
家に帰ってふと思い出した。
いのちの電話的なやつのことを。どうせ死ぬならせめて最後くらい誰かと話してからでもいいかなっておもってかけてみることにした。
スマホで検索して出てきた番号をみて、すぐに番号押して電話した。
今でもよく覚えてる。出た声が「……はい、こんばんはぁ……」って妙にねっとりしてた。あれ?と思ったけどまあ夜勤の人だし疲れてるのかなと思って気にせず話すことにした。
「死にたいんですけど」と言ったら向こうの息づかいがおかしい。常にはぁはぁ言っていて「……ねえ、下着の色って何色?」といきなり聞いてきた。
何を言われたか理解できなかった。「え?」って言い返したら「はぁ……白?黒?……どっち?」とまた聞いてきた。息はめちゃめちゃ荒かった。
その瞬間、頭の中で死ぬとか絶望とか全部吹っ飛んだ。もう怒りしかなかった。
「はあ!? ふざけんな!!」って叫んで電話叩き切った。気づいたら立ち上がって部屋をうろうろしてて怒りすぎて心臓バクバク。なんかもう死ぬとかどうでもよくなってた。
少しして冷静になって抗議しようと思ってさっきの番号を見直したら……番号、間違えてた。
笑った。
マジで腹抱えて笑った。
涙出るほど笑った。
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