私は人が苦手だ。
接客業で正社員してるし周りにも積極的に人に声かけるようにしてるし友達もいるしとりあえず生きては行けるけど人(家族や友達とか以外)が苦手だ。
怖いし自分勝手でこっちは何も嫌がらせとかしてないのに服とか表情とか言動や社会的ステータスその他もろもろかが向こうのお気に召さないと勝手に変に勘違いされて嫌なことしてくるので普段はボロを出さないように、なるべく見た目とか声とか動きとか普通に見えるように周りから浮かないようにと神経をすり減らしている。
われながら病的だと思うけど、素でいると本当に目の前でフンってそっぽ向かれたり目をひんむきながら高圧的に来られたりわざと無視されたりする。怖い。多分素の自分が無口で無表情だから敵意を向けてるって勘違いされるっぽい。だから頑張ってニコニコするし、グループの中ではおしゃべりもする。そうしないと嫌なことされる。そうしないと困った時助けてくれない。自分らしさが大切とかってブームはなんだったんだろう。親しい人は私のこと素敵とか好きって言ってくれるけどそれ以上に怖い目に遭うのであんまり生きるのは好きじゃない。
さて買い物だ。
お店に入る時のコツは、力まず自然に見える作り笑いで行くことだ。そうしないと入退店の挨拶してくれなくて悲しいからだ。
髪は前髪の寝癖を直し後ろで簡単なお団子にする。結ばないとだらしないし、結んでも髪を長く垂らしてると睨まれる。寝癖を治すのも大変だし、バシッとセットするのものイヤミなやつ扱い。
敬語は仕事で使うくらいキツいと空気が凍るので丁寧語にとどめる。
なんでこれに行き着いたかといえば、仮説と実験の繰り返して何が相手の気に障るのかひとつひとつ試したからだ。
華美だと警戒されたり張り合われるし、芋だと見下される。
そうされる要素をひとつひとつ排除した結果嫌なことされなくなった。
しかし正直キツイ!大変で辛い!できることなら外へ一歩も出たくない。
人は怖い。
職場は食べ物も取り扱ってるけれど、それでも一方的に無視してくる同僚もいるので怖くて休み時間ご飯が買えない。
こんな素の自分が嫌われる世界で生きる意味はあるのか時々考え込んでしまう。
でもこんな自分でも頑張って稼いだお給料で好きなものが買いたい。
田舎に住んでるからお店がたくさんある訳じゃないから苦手な店員さんのところで買わざるを得ない。ネットショッピングも日用品は高いし細々と買うのは大変だった。それに私だってお店のおいしいごはんやスイーツがたべたい。
友達といる時は多少嫌な目に遭っても心強いけどひとりだと心細いし周りの当たり強くなる。
対策。
お店は日中は混んでたりツンケンしてる店員さん多いから日中は行かない。閉店1、2時間前に行く。
こうしてやっと手に入れる。
苦痛を避けるは苦痛が伴うが個人的に苦痛が少ない方を選んでいる。
買い物でさえ生きるの嫌になるけどなるべく苦痛の少ない人生がいい。
ちなみに、私にも好きな場所がある。
そこそこ大きくて古臭いホームセンターと、平日の高速道路のサービスエリアだ。
ホームセンターはお客さんはみんな商品しか見てないし、店員さんも肩肘張ってる人少ない。
サービスエリアは一触即発起こすと逃げ場がなく死に直結するので、バスで来た観光客やドライバーのツレの女の人以外はみんな相手を刺激しないことに命かけてて安心出来る。
開店時間に行けばそもそも人居ないよ