けっこうバズっていたのでわかる人にはわかると思うが、手すりを飛び越えた拍子に、向こう側にいた観客に見事なまでの飛び蹴りを食らわせていたやつだ。
自分自身も不定期でライブを見に行くことはあるものの、モッシュやダイブをやるようなジャンルではないので、こういった文化には馴染みがない。
言葉を選ばずに言うなら、単に暴れて鬱憤を晴らしたい(そうすることでしか鬱憤を晴らせない)低能たちの集合体にしか見えなかった。一口に音楽と言ってもジャンルは多様だし、オーディエンスたちの楽しみ方も色々あるだろうとは思うけれど、暴力はいかんだろ暴力は。
擁護派の声としては、「俺たちは内輪で楽しんでるだけ」的な意見が多いのだが、さすがにあの調子では死傷者が出ないはずがない。あんな派手な跳び蹴りを食らった日には、何かしら深刻な後遺症を負う可能性もゼロではない。果たしてそうなった時に、本当に一切の後悔無しで今後の人生を生きられるものだろうか?
現場に行ったこともないやつが批判するなという声もあるが、あんな危険極まりない現場に誰が行こうと思うだろうか?戦争の前線に立ったこともないやつが戦争を批判するなというようなものだし、この論法は卑怯ではないかと思う。
なにより、暴力的な形態を伴うことでしかエンタメを提供できないというのは、興行として二流以下じゃないのか?そんなジャンルに流入してくる新規層の数なんて限られているし、ましてやファン層の中ですら流血沙汰を繰り返しているのだから、後に待っているのは先細りだけではなかろうか。
たぶん彼らは嘘偽りなしで、本当にあの現場を楽しんでいるんだろう。しかし個人的な感覚として、他人を怪我させるのも自分が怪我するのも、まったく楽しいとは思えない。自分が怪我しているだけならまだしも、相手を怪我させてしまった日には責任問題である。
(こんな野蛮な文化は駆逐してしまえ!と言いたいわけではない。印象としては最悪だが、おそらくは今後一生接点を持たないであろうジャンルだし、仲間内でやってる分にはどうでもいい。ただ単に、理解できない人種の集まりだなぁと感じた。)
いうて世界中にある種の暴力的な衝動を発散するための祭りがあるんやから社会安定のために必要な一種の装置ではあるんやろ。 ワイもそういう祭りには一生近づきたくないと思ってる...
ジジイだが 30年近く前にヘビメタだとかの海外ライブでモッシュしてたが 飛び蹴りとか以前にまず酸素がない 馬鹿でかい白人がギッシギシで人権ギリギリの身長の俺の周りには酸素がな...