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この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 CloudPlatform部のpddgです。gRPCは高性能・高機能なRPCフレームワークであり、サイボウズではバックエンドサービス間での通信に広く利用されています。gRPCの実際の通信はChannelという仕組みによって抽象化されて管理されており、デフォルトでは最初に接続した単一のサーバのみと通信します。これにより、少数の高負荷をかけるクライアントが存在すると、そのクライアントが接続したサーバに負荷が集中してしまいます。 gRPCはクライアント側で接続するサーバを選択するロードバランシング機能を備えており、これを利用することで負荷の偏りを軽減できます。本記事では、gRPCのクライアントサイドロードバランシングの導入方法や注意点について解説します。 説明にはgRPC-Goを用いますが、他の言語のgRPC実装でも同
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 クラウド基盤本部の新井です。 この記事では、DB へのアクセスを伴う Go の単体テストについての私たちの考え方、そしてそれを実践するために開発・公開したライブラリをご紹介します。 DB のモックとその問題点 DB へのアクセスを伴う Go のプログラムをどのように単体テストしたいとき、最初に思いつくのは go-sqlmock などのツールを使って DB をモックする方法です。 サンプルコードでは、次のようなテストを書いています。 package main import ( "fmt" "testing" "github.com/DATA-DOG/go-sqlmock" ) // a successful case func TestShouldUpdateStats(t *testing.T) { db, mo
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは、PSIRT(Product Security Incident Response Team)のIkuteaです。 サイボウズでは、クラウドサービス全体のセキュリティを向上させるために、クラウドサービスセキュリティ向上WGを立ち上げました。 本記事では、設立背景、運用プロセス、実際に得られた改善例を紹介します。『組織横断のセキュリティ課題の解決をどう推進するか』のヒントになれば幸いです。 ワーキンググループができるまで まずは、ワーキンググループ(WG)が設立されるまでの背景と経緯を紹介します。 クラウドサービスセキュリティ向上WGは、開発や運用に関わる部署でセキュリティに対して横断的に議論を行い、課題を解決するために設立されました。 PSIRTではセキュリティに対するさまざまな取り組みを実施しています
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 はじめに こんにちは、kintone開発チームでプロダクトエンジニアをしている青木です。 以前、以下の記事でサーバーサイドコード分割という取り組みについて紹介しました。 blog.cybozu.io 私が所属するナビゲーション / コミュニケーション系チームでも、シニアエンジニアのレビューを受けながらコードの分割を進めています。そのレビューの中で学んだ考え方が、エンジニアとしてステップアップするヒントになると思ったのでご紹介したいと思います。 この記事のターゲットとアウトカム ターゲット 自走して開発はできるが、設計判断に迷う事が多い チームで「どうするか」を議論する場面が増えた 「自分の判断をうまく説明できない」と感じている アウトカム 設計判断するときの考え方がわかる 空・雨・傘(事実・解釈・アクション)を分
サイボウズでデザインテクノロジストをしている @saku です。 サイボウズ株式会社は、2025年4月1日より、Web技術の標準化と推進を目的とした国際的なコンソーシアムである「W3C」のメンバーに加入しました。 今回は、W3CのVP, Technical StrategyであるPhilippe Le Hégaretさんにインタビューをさせていただき、W3Cの起源や、Web標準の作り方、そして来月神戸で開催されるTPACについてお伺いしました。 今回は、インタビューの後編をお送りします。 前編はこちら。 blog.cybozu.io W3Cにおけるグループの役割 P: そう、今年はTPACが神戸で開催されるね。 S: 私たちにとって、このような国際的な標準化のイベントに参加できるのはとてもいい機会なんです。 SakuによるW3Cロングインタビュー後編 S: コミュニティ・グループやインキュ
サイボウズでデザインテクノロジストをしている @saku です。 サイボウズ株式会社は、2025年4月1日より、Web技術の標準化と推進を目的とした国際的なコンソーシアムである「W3C」のメンバーに加入しました。 今回は、W3CのVP, Technical StrategyであるPhilippe Le Hégaretさんにインタビューをさせていただき、W3Cの起源や、Web標準の作り方、そして来月神戸で開催されるTPACについてお伺いしました。 お忙しい中、1時間におよぶロングインタビューをさせていただいたので、前・後編に分けてお送りします。 W3Cロングインタビュー W3Cはどうやって始まった? S(Saku): 私は2、3年前にキャリアをスタートしたので、Web業界には入ったばかりなのですが、Philippeさんはこの業界に長くDOMやHTMLのワーキング・グループでチェアをされていま
はじめに CloudPlatform部のpddgです。GoにおけるOpenTelemetryの計装ライブラリ、特にdatabase/sqlパッケージのトレーシングを行うためのライブラリにはデファクトスタンダードと呼べるものがありません。本記事では、いくつかのサードパーティーライブラリの機能を比較しまとめました。採用したライブラリは実際に本番環境のサービスの計装に利用しています。 この内容は、2025年に開催されたサマーインターンシップにおいて、プラットフォーム(自社基盤)コースに参加して頂いた柳田さんにお手伝い頂いてまとめたものです。 実際に採用したライブラリを用いると、わずかなコード追加で以下の様なトレースが取得できるようになります。横棒が各ステップにかかった時間を表し、各ステップごとにその引数やメタデータを表示できます。障害発生時などにはこれらの情報を活用してアプリケーションの内部で実
こんにちは。DBRE チーム の飯塚です。 サイボウズのプライベートクラウド Neco ではメトリクスの保存とモニタリングに VictoriaMetrics を利用しています。私はプライベートクラウドの利用者として、この VictoriaMetrics にメトリクスを保存したり、メトリクスをまとめて見るためのダッシュボードを作ったり、サービスレベルと関連するメトリクスにアラートを設定したりしています。 VictoriaMetrics でメトリクスを分析・集計するためのクエリを書くのに使われるクエリ言語が MetricsQL です。MetricsQL は、Prometheus のクエリ言語である PromQL に独自の拡張を加えたクエリ言語です。この 独自の拡張部分 の中にはかなり便利な機能もあり、私にとって「この機能なしでは PromQL には戻れないよ 😭」と思うような機能さえあります
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 はじめに クラウド基盤本部 PDX(Platform Developer Experience)チームの池添です。 サイボウズでは、国内のデータセンターに自前のサーバーを配置して、その上でKubernetesをベースとしたクラウド基盤を構築しています。 このクラウド基盤では、利用チームが各自でKubernetesクラスタを構築・運用するのではなく、プラットフォームチームが共通のKubernetesクラスタを構築・運用し、複数のチームがこれを共有することで運用コストの削減やセキュリティの向上を図っています。 そしてプラットフォームを提供するチームは、このクラウド基盤を実現するためにさまざまなOSSを導入したり、自分たちでOSSを開発したりしています。 本連載では、サイボウズのKubernetesプラットフォームにお
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは、クラウド基盤本部の向井です。 システム開発において、「具体的な実装」が「抽象的な仕様」を満たしていることを保証することは重要な課題です。TLA+ の Refinement(詳細化)は、この課題に対する解決策の一つです。本記事では、上書き可能なオブジェクトストレージを使って上書き不可能なオブジェクトストレージを実装する例を通じて、TLA+ の Refinement の使い方を紹介します。コードを完全に理解するためにはある程度の TLA+ の知識が必要ですが、そうでなくても流れは理解できるように書いたつもりです。 TLA+ とは? TLA+ は、Leslie Lamport 氏によって開発された、分散システムやアルゴリズムの設計と検証のための形式仕様記述言語です。TLA+ の特徴は、システムの振る舞いを厳
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは、フロントエンドエンジニアのおぐえもん(@oguemon_com)です。 サイボウズでは、kintoneのフロントエンドをReactを用いた実装に書き換える大規模な脱レガシープロジェクトを進めています。 私のチームは、kintoneの中でも中心的機能である「アプリ」機能の刷新を進めています。刷新に際してUI/UXの改善を盛り込むことがありますが、仕様検討の負担軽減のために多くの場合は現状の挙動に沿った形で実装しています。 刷新にあたり直面した課題 刷新作業を進める中で、私たちは度々問題に直面しました。その中の1つが挙動の全貌を把握していないことによる実装の抜けが頻繁に発生していたことです。 ◯◯ボタンを追加するとき、◆◆権限がないときは表示されないことが抜けている □□ダイアログの△△タブは「ゲストスペ
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは、製品戦略本部 知財部の十川(そごう)です。 最近kintoneやGaroonなどのサイボウズ製品でも、相次いでAIが利用できるようになってきていますね。 今日は、そんなAIについて、特許の視点からお話させていただこうと思います。 AIと特許の現在と未来 近年のAI(人工知能)技術の進歩は目覚ましく、私たちの生活を大きく変えようとしています。 そのなかで、特に注目を集めているのが「AIが発明者になれるのか」という問題です。 これは単なる技術論ではなく、特許制度や知的財産の根幹に関わる重要な課題となっています。 AIが生み出す新しい発明の形 AIの発展により、従来人間にしかできないと考えられていた創造的な活動にも変化が生まれています。 特に創薬の分野では、AIが膨大なデータを解析することで、これまで人間で
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 はじめに こんにちは。クラウド基盤本部の野島です。 サイボウズの Kubernetes 基盤では Argo CD が標準的なデプロイツールとして使われています。 Argo CD は Kubernetes 向けの GitOps ツールであり、Git リポジトリに保存されたマニフェストファイルと Kubernetes クラスタの実際の状態を継続的に同期し、宣言的な設定管理を実現します。 私達にとって Argo CD は非常に重要なツールですが、そのシンプルさゆえに、チュートリアルから本番運用までのギャップが大きいように感じています。 実際のサービスをデプロイする際には、マニフェストのテンプレート化や複数環境(dev, staging, prod)への対応など、考えなければならないことが多くあります。 そこで、そのギャ
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 cybozu.github.io こんにちは、Garoon開発チームの松尾です。中堅・大規模組織向けのグループウェアであるGaroonは、バックエンドにPHPを使って開発されていて、Windows Server向けのパッケージ版も提供しています。本記事では、今年3月に登壇したPHPerKaigi 2025におけるセッション内容をベースに、製品の開発を通じて得られた知見や情報を付け加えながら、Windows版PHPのビルド手順および最新情報を紹介します。 speakerdeck.com Windows環境でも動作するPHP PHPはさまざまなプラットフォームで動作しますが、各種GNU/LinuxディストリビューションやmacOSだけでなく、Microsoft Windowsでも動作します。企業内の業務システムでは、
こんにちは。AIやっていきチームの加瀬(@Kesin11)です。 先日開催されたVSCode Dev Days Tokyoにて「Issue, Pull-request, GitHub Copilotによる『普通』の一人チーム開発」というタイトルで発表させて頂きました。 vscode.connpass.com この発表ではGitHub Copilotと共同で機能設計の壁打ち、タスク分解、実装、コードレビュー、という開発プロセスを使い慣れたGitHubで行う方法を紹介しました。 現地の発表ではスライドをほとんど用意せず、最初から最後まで実際のデモを行いながら説明するという一発勝負スタイルでしたので、発表スライドの代わりにデモの台本をこちらで紹介することにしました。 当日のデモでは時間の都合上、かなりの駆け足でしたし、実は泣く泣く省略した内容もたくさんありました。そのため、この台本は当日に参加さ
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 本記事の狙い こんにちは、iOSエンジニアの内田です。 みなさんは自信を持って意思決定を行えていますか? 「なぜこの決定をしたのか、あとからわからない」 「チームメンバーに意思決定を説明しても、うまく伝わらない」 このような悩みを抱えている方は少なくないのではないでしょうか。 そんな方にお勧めしたいのがADR(Architectural Decision Record)です。 社内にADRを運用しているチームがあります。僕はそこに加わり、「良いADRとは何なのか」がわからない状態から始まりましたが、試行錯誤を重ね、今では自分でも実践し運用できるようになりました。 その過程で思ったよりもハマりがちなアンチパターンがあることに気づいたり、質の高いADRを書く技術を身につけることで意思決定の質を向上させるだけでなく、技
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは!サイボウズでデザインテクノロジストをしている saku (@sakupi01) です。 はじめに 数ヶ月前に、個人ブログにて以下のエントリを投稿しました。 blog.sakupi01.com このエントリの執筆背景には、プロダクトに導入する Web 標準の機能について、社内で導入基準を策定していたことがありました。 そこから数ヶ月が経った現在、kintone というプロダクトのフロントエンドでは、この基準に「Baseline Widely Available」を採用し、運用を開始しています。 本エントリでは、Baseline を採用するまでの背景、運用に至るまでに考慮したこと、kintone での活用方法について紹介します。 前置き 新しい Web 標準の機能をプロダクトに入れても、ユーザがサポートさ
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは、kintone開発組織でエンジニアリングマネージャーをしている上岡(@ueokande)です。 少し前の話ですが、グローバル市場向けkintone1(以下kintone.com)において、2023年12月にSOC2 Type 1、2024年8月にSOC2 Type2の保証報告書を受領しました。以降も毎年報告書の更新をするために、継続的な評価および運用改善に取り組んでいます。 サイボウズはこれまで、ISMSやISMAPなどのセキュリティ認証や評価を取得してきました。 しかし、グローバル市場ではSOC2の認知度が圧倒的に高く、kintone.comのグローバル展開において重要な役割を果たします。 SOCはより厳格なセキュリティ基準が求められ、取得までおよそ2年もの期間を要しました。 この記事では、kint
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25 の記事です。 こんにちは、新卒フロントエンドエンジニアの mehm8128(めふも) です。 今回は、サイボウズのフロントエンドエンジニアが普段どのような探究活動をしているか、まとめてみました。 本記事は以下の 3 部構成になっています。 Frontend Weekly フロントエンド探求共有会 探究活動についてインタビュー結果 それでは 1 つずつ紹介していきます。 Frontend Weekly まずは毎週おなじみ Cybozu Frontend Weekly です。 zenn.dev 僕も内定者アルバイト期間に 3 回ほど書かせてもらい、正社員として入社後も定期的に書いています。 毎回記事の最初に書いている通り、毎週火曜日に「一週間の間にあった(実は少し前のものでも可)フロントエンドニュースを共有する会」を 1 時間行
サイボウズでデザインテクノロジストをしている @saku です。 サイボウズ株式会社は、2025 年 4 月 1 日より Web 技術の標準化と推進を目的とした国際的なコンソーシアムである「W3C」のメンバーに加入しました。 サイボウズにとって、今回の加入にはどのような意図があるのか。また、W3C はサイボウズの加入をどのように捉えているのか。 W3C の加入を決断したサイボウズ開発本部長の佐藤鉄平(@teppeis)さんと、W3C の日本ディレクターの吉澤直美さんに、お話を伺いました。 サイボウズは W3C に加入しました Q: まずは簡単なプロフィールをお願いします teppeis(T): サイボウズには 2007 年に入社して、ずっと Web プロダクトを作る、Web のエンジニアとして活動をしてきてます。 特にフロントエンド系の技術に興味があって、自分でも調べたり執筆したりしていた
こんにちは!People Experienceという「サイボウズの開発本部における、ファン・採用候補者・従業員の体験向上を目指すチーム」で主に社内施策を担当しているのhokatomo(@tomoko_and)です。福岡在住です! サイボウズでは毎年夏と冬に年2回、製品開発・運用に関わるメンバーが東京日本橋のオフィスで、一堂に会する社内テックカンファレンス「開運まつり」を開催しています。 同イベントを7月に開催したのでその開催報告ブログです。ちなみに私はこのイベントの実行委員長を担当しています! サイボウズ社内テックカンファレンス「開運夏まつり」とは イベントの背景や目的 参加対象 開催体制 開催形式 なぜ「開運まつり」? どんなコンテンツがあるの? 全体のコンテンツ 認知活動の一つとして、学生の皆さんをご招待 開催して 各コンテンツの紹介 大LT大会 Open Space Technolo
こんにちは。DBRE チーム の飯塚です。 cybozu.com では kintone や Garoon をはじめとする様々なクラウドサービスを提供しており、その多くで MySQL をプライマリデータストアとして利用しています。お客様に安定したサービスを提供するためには、この基盤となるデータベースの設計と運用が非常に重要です。本記事ではサイボウズのプライベートクラウドにおける MySQL の利用形態、マルチテナント SaaS のデータベースとして利用するための付加機能、そして安定稼働のための工夫について紹介します。 サイボウズのプライベートクラウドにおける MySQL の利用形態 マルチテナント SaaS のための付加機能 マルチテナント対応のプロビジョニングサービス テナントごとのリソース使用量に着目したテレメトリ 障害告知システムと連携したモニタリング 安定稼働のための工夫 定期的なリ
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 こんにちは。kintone開発チームでスクラムマスターをしている大石です。 スクラムマスターの役割といえば、ファシリテーションやチームビルディングの実施を思い浮かべる方が多いかもしれません。 それらも大事な役割ではありますが、スクラムマスターが新しいチームに入ったときにまず最初にやることは「観察」です。 今回は、その「観察」について、私がどのように取り組んでいるか、どんな気づきが得られたかを紹介したいと思います。 最初にやることは「観察」 スクラムマスターとして新しいチームに加わるとき、私が最初に取り組むのは「観察」です。 チームの雰囲気やコミュニケーションのスタイル、スクラムイベントの進め方、メンバー間の関係性などを丁寧に見ていきます。 今年の4月にkintoneのモバイルアプリ開発チームに参加した際も、最初の
はじめに こんにちは、クラウド基盤本部の伴野です。「【連載】Cybozu.comクラウド基盤の全貌」では、私たちが運用しているクラウド基盤を連載形式で紹介しています。今回の記事では、インフラ基盤 Neco のストレージについて説明します。Neco では様々なアプリケーションや、それらを支えるミドルウェアが動いています。この記事では、それぞれのソフトウェアの要件に合わせ、特性が異なる複数のストレージを Neco で提供していることを紹介します。 Kubernetes 上のストレージ Neco のストレージについて説明する前に、そもそも Kubernetes においてどのようにストレージがサポートされているのかについて簡単に説明します。Kubernetes では、ファイルシステムやブロックストレージは主に PV(PersistentVolume)というリソースで表現されます。PV はクラスタ上
AI ツール導入を担当している AI やっていきチームの @naotama です。今回は、サイボウズで利用できる AI コーディングツールをご紹介します。 はじめに サイボウズでは、社員からの要望や AI やっていきチーム主導で、セキュリティポリシー・データ保持ポリシーを確認したうえで複数の AI コーディングツールを導入・運用しています。 利用可能なツール GitHub Copilot Business 利用開始: 2023/05 URL: GitHub Copilot Business AI コーディングツールの先駆けとして導入されました。 kintone アプリを利用した申請フローでサクッと利用開始できます。現在は 300 アカウント以上利用中です。 Devin 利用開始: 2025/04 URL: Devin 現在は限定的なチームでトライアル中ですが、要望があればどのチームでも利用
この記事は、CYBOZU SUMMER BLOG FES '25の記事です。 目次 はじめに kintoneの自動テストが抱える課題 チーム内でのテスト改善への取り組み テストピラミッドによるテスト戦略の策定 ガイドラインに基づくテスト設計と実装 ガイドライン策定後の変化 今後の課題 終わりに はじめに こんにちは、kintone開発の堀越です。システム管理画面や外部連携の機能開発を担当しています。 kintone開発チームでは担当する機能毎にサブチームを作り、それぞれ独自で新規機能開発や改善活動を行っています。 この記事では、私たちのサブチームで取り組んだテストガイドライン作成と、実際の改善効果についてご紹介します。 kintoneの自動テストが抱える課題 kintoneチームでは、リリース当初より機能開発時に自動化されたリグレッションテストを追加しています。 これまで、Selenium
CYBOZU SUMMER BLOG FES '25 開催のお知らせ こんにちは、フロントエンドエンジニアのおぐえもん(@oguemon_com)です。 まだ多くの地方が梅雨真っ只中ですが皆さんはいかがお過ごしでしょうか。サイボウズでは、ジメジメする空気をぶっ飛ばし、猛暑が見込まれるこの夏をさらに熱くする祭「CYBOZU SUMMER BLOG FES '25」(通称ブログフェス)を2025年7月14日(月)から開催します! 昨年開催したブログフェス「CYBOZU SUMMER BLOG FES '24」では、総勢88名が104本の技術記事を投稿する盛大な祭りとなりました。今も全ての記事が公開中なので、ぜひお読みください! 今年は昨年のブログフェスからさらにパワーアップして、より盛大になります!この記事では、今年のブログフェスの概要とポイントをご紹介します。 なお、詳細は特設サイトで公開し
開発本部 People Experienceチーム オンボーディング担当の久宗(@tignyax)です。 2025年もエンジニア新人研修を行いましたので、研修の概要と、講義資料および一部講義動画を公開いたします。 2025年のエンジニア研修について 新卒メンバーの研修の流れとしては、「人事全体研修→エンジニア研修→職能受入研修→配属先チーム研修」と進んでいきます。 エンジニア研修としては、4/21(月)~5/23(金)の期間で「講義実習」と「実践演習」の2フェーズで行われました。 本記事では、研修の概要と社外公開可能な資料および動画を紹介いたします。 コンセプト 今年のエンジニア研修のコンセプトは以下です。 エンジニアリング組織の新卒メンバーが エンジニアリング組織で仕事をする土台となる知識を学び、実践することができた エンジニアリング組織がどういう組織で、どんなチームがあるのかわかった
クラウド基盤本部 Network&DCチームの尾崎です。Network&DCチームは、cybozu.com が稼働するデータセンターの契約や、データセンターネットワークの設計・構築・運用を行っています。 前2回の記事では、Neco の Kubernetes 基盤について解説しました。今回は、cybozu.com のネットワークとデータセンターについて紹介します。 【連載】Cybozu.comクラウド基盤の全貌 第2回 サイボウズのKubernetes基盤「Neco」の紹介 - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ 【連載】Cybozu.comクラウド基盤の全貌 第3回 Neco のネットワーク - Cybozu Inside Out | サイボウズエンジニアのブログ Cybozu.com が稼働するデータセンター サイボウズは国内にある複数のデータセンターに
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