ビザについて勘違いしている学生が多いようなので書き残しておきたい。
誰かに相談するとか抗議するとか、まして裁判なんて選択肢はない。
帰国が遅くなるほど「不法滞在」の期間が長くなり長期間、もしくは一生再入国できなくなる確率が上がる。
「ビザ有効期限まで滞在する権利がある」と勘違いしている学生が多い。
でも現実にはこの地球上に他国に入国・滞在できる権利なんて存在しない。
国際法は全ての国に外国人を入国拒否する権利を認めている。それはビザがあっても同様。
そもそも権利がないのに誰かに相談とか、抗議とか、まして裁判なんて意味がない。
「自分は不法就労とかしてないし真面目に生活していた」かもしれない。
でもビザは自分と同じ属性(国籍という属性で判断されることが多いみたいだけど)の人が不法就労したり、オーバーステイするせいで取り消されることもある。
銀行などがお金を貸して大丈夫な人か否かを「属性」で判断するのと同じ仕組み。
だからもし海外で自分と同じ属性(=国籍)の人が不法就労や違法行為をしてたら見過ごすべきではない。
お花畑の日本では不法滞在は犯罪にあたらない(笑)とか頑固に言い張る人達がいる。
海外留学までして勉強しているならその理屈を海外で押し通すリスクの高さがわかるはず。
お金を払えば「私はこの国に滞在する権利がある」って理屈で裁判してくれる弁護士はいるかも知れない。
でも長期間裁判やって負けたら(勝てる可能性なんてあるのか?)、誰も味方のいない長期不法滞在者となる。
それで「国際法はおかしい」とか言うようなら留学しても世界の仕組みを何も学べなかったということ。
もし入国拒否もビザ取り消しもしない国が実在したら、その国は簡単に侵略されてしまうから。
侵略国が観光ビザなどで自国民を大量入国させ「不法滞在は犯罪じゃない」とか「私はこの国に滞在する権利がある」とかゴネさせるだけで侵略できる。
って日本のことじゃん anond:20250502182848