2025-11-01

子育てを通して自分を知る

先週、2人目の子どもが生まれた。

正直、子どもは嫌いだし、子育ては面倒だし、趣味時間は減るし、お金の使い道も制限される。

性根がおひとり様体質なので、かなりキツい。

アンチ子育て勢だけど、なんとか毎日生きてる。

こんな人間でもなんとか子育てできてるんだよ、っていうのを共有したい。

青森から大阪に出てきて結婚した。

パートナーは顔が好みだから良い。

でも、子どもはうるさそうだし、面倒くさそうだし、正直嫌いだった。

それでもパートナーが強く希望して、不妊治療を経て授かった。

1人目のときは初めての育児だったから、「できなかったことができるようになる」という意味で楽しかった。

まるでRPGレベル上げ。

泣いてる理由を一つずつ突き止めるのが楽しかった。

でも2人目は楽しくない。

もう「強くてニューゲーム状態

あーはいはい、って感じでこなせてしまう。

作業ゲーみたいなもんだ。

多分、自分は「知らないこと」や「想像を超えること」が好きなんだと思う。

逆に、想像範囲に収まると途端につまらなくなる。

の子の子育ても、正直ちょっと飽きてきた。

2歳になって言葉も流暢になってきて、会話ができるようになると、

それはそれで想像範囲に収まってしまう。

「手を洗って」「お風呂入って」「ごはん食べよう」と言えば、

表情や話し方、身振りを少し変えるだけで大体予想通りに動いてくれる。

多分、自分生物として失格なんだと思う。

遺伝子を後世に残したい」なんて、1ミリも思わない。

でも、生まれてきたものは仕方ない。

民法877条に「直系血族及び兄弟姉妹は互いに扶養義務がある」と書いてある。

生物として欠陥まみれだけど、法律があるから仕方なく子育てしている。

でも、できることならやめたい。

こんなところに生まれてきてしまって申し訳ない。

もっと裕福で、もっと愛してくれる人のところに生まれたら、

どんなに幸せだっただろう。

そんなことを毎日考えながら過ごしてる。

一応言い訳しておくと、パートナーから見れば「ちゃんと親の役割果たしてる」らしい。

「きちんと愛情を持って接しているように見える」とも言われる。

まあ、そう見えるならそれでいいと思う。

から何をやってもそれなりにできた。

子育ても多分、それなりにできてるし、これからもそれなりにやっていけると思う。

多分これを読んでる人の中にも、「昔から何をやってもそれなりにできた人」がいると思う。

そんな人におすすめコンテンツが、子育てだ。

理不尽なことも多いし、制約も多い。

でも、自分子ども死ぬまで続く。

ある意味、最強のエンドコンテンツ

ここまで書いて、モヤモヤしてた気持ちの整理がついた。

子育てって、エンドコンテンツなんだ。

自分が主役の物語が終わった後の、やりこみ要素。

自分が主役じゃないから、お金時間自分のためには使えない。

でも、そういうものなんだとようやく理解できた。

晩婚化・非婚化・出生率の低下って、

自分が主役から降りる人」が減った結果なんだろうなと思う。

メインコンテンツとして楽しめる趣味ゲームが増えたから、

主役のままでいたい気持ちはよく分かる。

人生は一度しかプレイできないゲームみたいなものだし、私もそういうタイプだ。

メインコンテンツとして子育てを楽しめる人は、真っ当な人間だと思う。

でも、エンドコンテンツとしてプレイしてる人間がいてもいいと思う。

  • あなたの母親が自分の子供をそう見ていたかはわからないけど、あなたが子育てをエンドコンテンツと捉えたりそういう発言ができるようになったのは時代が関与しているよね 多分昔な...

  • おめでとう

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