• このエントリーをはてなブックマークに追加

タグ “闇金” を含む記事 2件

[匿名記者]あれほど蔓延した闇金業者の末路「闇金をしていた事を反省しているか」との問いに彼は…

匿名記者寄稿記事 あれほど蔓延した闇金業者の末路 「闇金をしていた事を反省しているか」との問いに彼は…  今回、紹介するのはかつて闇金業を営んでいた人間である。闇金で財を築いた人間は多くいるであろう。しかし、失敗した人間も数多くいる。今回取り上げるのは失敗した人間である。その昔、闇金は 090金融 と言われていた。つまり事務所を持たずに携帯電話一本で商売可能であったからだ。  この男も携帯電話一本で電柱などに違法なチラシを貼り付けて、闇金を始めた。元手はわずか2,30万だったと言う。失敗したと言っても元手が少ないから多少の損失で済むが、この男の場合おまけがあったのだ。 ――始めたのは何年位前か? 「今から17,8年前ですね」 ――飛ばしの携帯? 「違いますよ、プリペイドの携帯電話を買って使ってました」  当初、090金融が流行った理由の一つにプリペイド携帯を買う際に身分証が必要無かった時代があった。それが2000年頃から身分証が必要となり、その為に090金融はプリペイドの携帯から飛ばしの携帯、つまり偽造身分証とか、多重債務者名義の携帯電話等が使われる事が多くなりどんどん悪質化していったのである。 ――すぐに客は付いた? 「ええ。自分はパチンコ屋の駐車場に待機して客からの電話を待っていたんですよ。その口コミが広がり、パチンコで負けた客がすぐに借りに来ていました」 ――担保とかはどうしてたの? 「一応身分の確認出来るものがあれば貸してました。貸すと言っても初回は1万円までですけどね」 ――金利は? 「週に1割です。ですから1万円を貸し付ける際に金利を先取りして相手に渡すのは7千円ですよね、それでパチンコ屋が終了すると返済してもらう。出来ない人間も多くいましたけど、殆どが近所の人間じゃないですか、だから殆どはその当時は返済してもらってましたね」 ――用意した資金はきちんと回ってた? 「最大で用意した資金が1千万位になった事はありました。これはおいしい商売だな、と思いましたよ」 ――そこで手を引けば儲けは大きかったよね? 「そうなんですよね、まさか失敗するとは思わなかったですよ」 ――失敗とは?

[匿名記者]あれほど蔓延した闇金業者の末路「闇金をしていた事を反省しているか」との問いに彼は…

今もなおはびこる闇金・架空請求

今もなおはびこる闇金・架空請求 リバイバルで架空請求業者とのやり取りを再掲載 した。(http://ch.nicovideo.jp/hisada/blomaga/ar291483) 今、読み直すと恐らく、 同じグループ がやっているのだろうな、と思わせる箇所が何回かあった。  まず答え方が丁寧。普通の会社の営業と余り変わらない。 以前、僕もオレオレ詐欺業者にインタビューした事があった。悪名高き 「梶山グループ」 の中の二人だった。一人は巨漢でいかにも不良青年で、一人はスーツ姿で一般人ぽい20歳代後半だ。梶山グループとは、ご存じない方にざっと説明するとオレオレ詐欺の走りとされ、トップの梶山進は元ヤクザで 資産は一説には数百億円 とも言われていた。詐欺の他に「カジック」というグループで飲食店、マリンショップなども経営していた。因みに、そのカジックというロゴが入った トレーナー も貰ったが縁起が悪いので、すぐ処分。前の会社の創庫に眠っているかもしれない。   オレオレ詐欺グループの組織図 も入手したのだがいわゆる、店舗制に分かれており、 「ヤクザ系」と「丁寧系」 とに分別されていた。  ヤクザ系は文字通りヤクザのように客を恫喝するもので、丁寧系は一般の会社の営業のような話し方をするグループだ。ヤクザ系の人間曰く、「俺たちは オレオレ詐欺ではなくオラオラ詐欺 ですから。オラオラっ金返せよってひたすら怒鳴るんです」だそうだ。  いったい、どういう風体の人間がそのような事をしているのか、僕は知りたくなった。そこでツテを辿って取材をする事ができた。二人である。ヤクザ系と丁寧系だ  二人とも少年時代は埼玉~東京・足立を根城にしていた不良少年で 青ギャン 、つまりギャングだった。だから、スーツを着ている丁寧系も一皮むけばヤクザ系になり得る。  彼らなんかは、いかにもイケイケのオレオレ詐欺であり、以前テレビ番組で 「バンキシャ!」 というのがあって、日本テレビのディレクター 「イマイ記者」 がオレオレ詐欺業者をのらりくらりかわしながら、最後には業者が怒鳴ってる様子が放送されていた。その正に、怒鳴っていた方の人間に取材した訳だ。  しかし、現在の架空請求は、そこまで「オラオラ系」ではない。本当に営業マンのような話し方が特徴だ。そして、「~方」と話のも気になった。 「お電話の方、宜しいでしょうか」 というような。  元梶山グループのヤクザ系の人間なんかは、 怒鳴り過ぎて声がかれていた 事を鑑みると随分、オレオレ詐欺も変わったものだと思う。また、最近は 中国、韓国 から電話をかけているグループもいるという情報が入ってきた。そのグループに取材が出来そうなので、ニュースと 【日刊ナックルズ】 http://n-knuckles.com/の方に掲載して、より詳しい内情やリバイバルで発表した会話をそのまま載せるというやり方は当ブロマガで記したいと思う。  それと、人の話し方は特徴があるもので、リバイバルで掲載した業者は相槌を打つ時、 「ええ、ええ、ええ」 と「ええ」を三回言っていた。なので、「お電話変わりました」と別人のように声音を変えても注意深い人なら、 同一人物 だと見破ってしまうものである。

今もなおはびこる闇金・架空請求
久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン

ニュースサイト『東京ブレイキングニュース(旧・日刊ナックルズ)』編集長、『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』元編集長の久田将義が、インターネットを通して新たな「アウトローメディア」を始めました。その名も「久田将義責任編集 ニコ生タックルズマガジン」。放送まとめ記事やオフショットなど発行致します。

著者イメージ

久田将義

ニュースサイト『東京ブレイキングニュース(旧・日刊ナックルズ)』編集長。『実話ナックルズ』『ダークサイドJAPAN』『NONFIXナックルズ』『HARDCOREナックルズ』元編集長。『月刊選択』『週刊朝日』を経て現在へ。近著『関東連合 六本木アウトローの正体』(ちくま新書)『トラブルなう』『原発アウトロー青春白書』(ミリオン出版)、『僕たちの時代』(青木理氏共著・毎日新聞)

https://twitter.com/masayoshih
メール配信:ありサンプル記事更新頻度:不定期※メール配信はチャンネルの月額会員限定です

月別アーカイブ


タグ