国民民主党が何をしたかったのか、というのがわからないので考えを整理するために書いてみる。
なお、結局わからなかった模様。
政治は素人だし、頭も良くないので賢い人のツッコミや補足に期待するやせずである。
各人のやらかしは説明不要と考えるが、ただ議席が欲しいがために政治屋の鑑みたいなムーブしてるだけで汚物の列に並べられた薬師寺氏には同情を禁じ得ない。
少し粗暴で様子がおかしい人も「立民のノーマルモブ議員かな」って感じ(※個人の感想です)
山尾氏の会見を聞く限り、不明な時期に玉木から山尾氏に声をかけたとのこと。山尾氏から働きかけてはいない(っぽい)。
党内で過去の言動等に対する懸念はありながらも、5/14の両院議員総会で擁立を決定。
フリーホッターはじめ仲良し記者連からも追及され、はじめは適当に流していた漢玉木も支持率低下を受けて次第に様子がおかしくなり、ついに山尾氏は会見に臨むこととなる。
会見では全ての質問に対し①「重要な指摘である」②「〇×★□♪~(トクニイミハナイ)」③「新たに言葉を紡ぐことは控えたい」の三段論法(?)で回答拒否の姿勢を貫き、自称含むジャーナリスト連の時間を2時間半空費させることに成功した。
翌日、漢玉木、山尾氏の偉業に報い、公認を取り消すことを発表。
本件に関して「ご批判は真摯に受け止める」と連呼してきた漢玉木だが、ついにキャパを超えてしまったようだ。
表面に現れた事実を見ると、自ら声をかけた候補者を守るどころか、さらし者にしてみたけどやっぱ役に立たないから切断処理したように見える。
こんな様子を見たら反ワク陰謀論者は会見なんかできないだろう。
山尾氏と同じ末路をたどるくらいなら、だんまりを決め込んでうやむやになることを祈る方が得策であると多少知恵が回ればわかるだろう。
あ、でも反ワクかぁ・・・
五周くらい思考を巡らせた結果、「大丈夫やろ☆の精神」が一番しっくり来た。
野党第一党を狙える支持率をたたき出し、慢心とともに焦りがあったのだと思う。
十分な候補を擁立できなかったために議席を失う愚を繰り返すことは避けたかったのだ。
選挙に向け候補者を探す中で、脛に傷はありながらも優秀で、一定の支持者があり、当選同期の女性がいることを思い出したとしたら。
#少なくとも不倫については自分が許されたという思い込みから問題なしと考えていてもおかしくはないだろう。
アンチ山尾氏がいることは考えただろうが、山尾氏の支持者と順調な支持率を考えればトータルでプラスになると皮算用したのだ。
逆に言うと、これ以外の理由で擁立したのであれば、もう少しまともな対応、まともな説明がなされてきたはずであると考える。
擁立に根拠がなかったから、漢玉木も様子がおかしくならざるを得なかったのだ。
「手取りを増やす」「103万の壁」というわかりやすい目標を掲げ、「対決より解決」という他の野党とは一線を画す姿勢は割と受け入れ易いものであったと思う。
玉木氏の語り口は好感の持てるものであり、榛葉氏のそれは玉木氏のものとは異なるが、悪感情とは無縁であった。
最も玉木氏については「対決」を鮮明にしたかのような強い言葉が増え、今回の一連の騒動においては無為無策のまま、誰が見ても手遅れの状況で損切りを行った。
確固たる意志をもって候補者と心中するか、候補者自ら疑念を払拭することを擁立の条件とするか、何れかであれば目的に向けて邁進する芯のある組織に見えたかもしれない。
民衆の人気取りに失敗し、右往左往する様は芯のないポピュリスト政党だったのではないかという疑念を育む土壌としては十分だろう。
前回の衆院選は「自民には入れたくない、でも立民も糞。他はなんか様子がおかしい、おかしくない?」となり、比較的まともそうなことを言っていた国民民主党に投票した。
今回の件で国民民主も微妙なんじゃねぇの?党勢拡大しても紙の保険証とかどうでもいいことを最優先にやり始めたりするんじゃないの?という疑念が生じたのは確か。
ただ幸いなことに他の政党もそびえたつ糞であり、国民民主党が他党より圧倒的に糞かというとまだ糞の中でも耐えれる方である可能性は残っていると思う。
ひろゆきさんか誰かが、選挙ってのは最良を選ぶものではなく、最悪を選ばないようにするものだと言っていた(ニュアンスは違うかもだが。)
みんなも最悪を選ばないよう気をつけようね。