2025-11-17

チー牛男は女体化しても風俗で稼ぐことはできない

なぜなら私がそうだったからだ。

私がいたのはキャバでもデリでもピンサロでもなくソープだ。明確にセックス目的にされる以上夜職の中でもおそらく一番金が貰えると思われる。

なぜ風俗なんかやるに至ったは割愛するが、とにかく私はソープを選び、ソープ求人を見て、いくつか電話した。

ソープ黒服がまず聞いてくることは「スペはいくつか」「身体に傷はあるか」ということだった。

スペとは何か。風俗業界を見ないと目にしない単語なのではないだろうか。

スペとは、一言で言うと「身長cmから体重kgを引いた数字であるBMIのようなきちんとした基準ではない。アホの採用基準であるソープで働くにあたってまずこの数字が立ちはだかる。

インターネットの弱男たちは肉感のある女の方が需要が高いと叫ぶことがあるが、実際はほとんどの風俗店においては「細ければ細いほどいい」「その上で乳とケツはデカい方がいい」となっている。

具体的な「スペ」の数値を出そう。あくまで私の体感になるが。

110だ。

この数字が上がれば上がるほどいい店に入れる。

身長160cmであれば40kgである。ちなみに160cmの平均体重は56.3kgだそうだ。

女は股をひらけばじゃんじゃん金が入ると思っているよわよわ♡ざぁ〜こ♡の男の皆様におかれましては、自分の「スペ」を計算してみて欲しい。そして自分が「スペ110」に到達するためには何kg減らさねばならないのか考えて欲しい。さらに女体であればそこに乳の重さ(デカければデカいほど採用率は上がる。Cカップで両胸1kgほどらしい)も加わることも考慮するといい。

健康ガリガリクネクネ人間であれば余裕でクリアできるような気もするが。

そしてこれを書いてあるチー牛女は110という数字を全くクリアできなかった。

増田風俗の話をするような女が魅惑的なボディを持っているはずがない。

私はそれでもなんとか入れるソープを探した。

そこでなんとか見つけたのが吉原近辺のとあるソープであった。

腕が傷だらけのメンヘラであろうとブスであろうとデブであろうと入れるソープだ。

いざ行ってみると建物は非常にボロっちい。あってないような面接を挟んで入室したソープ嬢の部屋は6畳もないような狭い部屋だった。そこにおよそ6〜7人の女がみっちりといた。

そこで1日中みっちり待機して1人しか客が付かないのはデフォルトであった。

しろいい方だと思う。私は何年も居たわけではなく、新人期間ということで比較的優先的に客を回されていたからだ。

最初に着いた客はそのソープ新人が入ると必ず買いにくる老人であった。

その老人は私の肉体を見るなり「ああ、いかにもここのソープ嬢って感じの肉体だねえ」と言った。

激安ソープにも関わらずNS(ノースキン。生中出しである)が前提であったのできっちりジジイ中出しをして帰っていった。

接客の合間には黒服たちによる講習もあった。

ソープ嬢をするにあたってマットという技術を得なければいけない。

そもそもソープランドは「女と一緒にお風呂に入れるサービス」というていである。嬢は客がついたとき、ひとしきりエロいことを言ったあとに客を脱がせて身体を洗い、大きな風船のようなマットの上に客を寝かせ、その上でクネクネするというターンが入る。

身体を洗うのもただゴシゴシ洗えばいいわけではない。客の手を掴みいい感じに自分の乳と股を擦り付けイヤーン擦れて気持ちいいワーンをする必要がある。簡単に思えるが、講習ではこの手順を細かく叩き込まれる。桶にこの温度のお湯と石鹸をこの比率で混ぜ、客の身体にこの順番で触れ、それを流したらまた石鹸水を作り……といった具合だ。

次にマットだ。壁に立てかけてある、狭い風呂場にギリギリ入る大きさのマットを倒してローションを流し込み客を寝かせ、その上で身体を滑らせる。

バラエティ番組のローション相撲を見たことはあるだろうか。もちろんローションまみれのマットの上なんかで自由自在に動き回ることなどほぼ不可能である

それでもうっかり足を滑らせ客の上に転倒などしたら大惨事である。だが慎重に動き回るあまり時間を使いすぎると客は怒る。怒らなくとも満足しなければその客は二度とこない。

なのでこの辺を何度も講習で教え込まれる。

講習に給料は発生しない。それどころか「講習代」として給料から天引きされていく。

そうやってどうにか技術を身につけようとしたところで、前述の通り1日みっちり待機して1人客がつくような状態であったので、1日の給料は1万も行かなかった。

ここからさらに謎の諸経費が引かれる。それを込みにしたらだいたい1日6000〜7000円だ。

ソープ、本番あり、生中出し前提の店舗でこの金額である

そこから専用のドレス代。靴代。ローションなどの小道具の諸経費。月に2回、3000〜7000円の性病検査代。毎月のピル代が3000円強。

東京都最低賃金は1200円。8時間働けば9600円だ。

「女はセックスすれば楽に大金を得られる」だったか

はたしてそれを言う男は相応の身体の売り方ができるのだろうか。

もちろん顔がよくなくとも、太っていても、稼ぐ女は稼ぐ。

だがそれは「何もしていない」わけではない。とにかく奴らはテクニック無意識に身につけている。

セックス技術はもちろん、男を喜ばせるコミュニケーション術。オプションや延長の交渉技術デブでブスなりの魅力が確かにある。

そしていわゆる立ちんぼ的な非合法売春に行けば1日6〜7000円という事態にはならないはずだ。店のピンハネなんてないのだから好きに金をもらえる。

だが風俗なんてただでさえリスクばかりなのにさらリスク高まる。渡される金は偽物かもしれないし、薬を盛られるかもしれない。それこそ海外に売り飛ばされタダの売春の末にバラバラにされて終わりかもしれない。

それでも自分は女という性別に生まれてさえいれば男に腰振ってもらうだけで1日に何十万と稼げると思うのであれば、それは素直に立派なことだ。

ぜひその顔とプロポーションコミュ力ホストなんかをやってみてほしい。女風だってある。メンコンだってある。

できるのか?お前に。

今の超貧困時代において風俗で荒稼ぎというのはかなり難しい。

SNSで大はしゃぎして散財しているパパ活立ちんぼ女なんてものは一部が目立っているにすぎない。表に出ないだけで、時給換算すると普通に働いた方が早いレベルの、もしくはそれ以下の金しか得られていない売女なんて山ほどいる。

かに男というものは大変だと思う。そこには我々女からすると考えられないような苦しみがあるのだろう。男同士の同調圧力であったり、競争であったり。

からといって「この男の世界さえいなければ俺だって勝ち組だ、女は女というだけで恵まれている」というのは正しいと思うか?

お前は女になったところで同じように蔑まれながら低収入スマホポチポチさわることしかできないんだ。女に生まれたところで、セックス簡単に金が稼げるわけでもなければ、囲って金を出してくれる男が現れるわけでもないのだ。

他でもない、この私のように。

いか。女に生まれれば、なんて甘ったれたことを言うな。

私たちは男に生まれようと女に生まれようと、あらゆる異性同性に見下されながら、ろくに恋人もできず、インターネット自分が異常と思ったもの冷笑して安全から囃し立てるような生活しかできないんだ。決め台詞のように「努力じゃどうにもならないこともある」なんて言い訳を吐いて一生終わりだ。

負け組なんだよ。私もお前も。どんな「もしも」があろうとも。

  • はえー正しい

  • へぇ~ボタン

  • 女体化してからソープに行くまでの流れを詳しく

  • 最近は性風俗のデフレ化が進んでいて、昔よりも稼ぐのが難しくなってるらしいよ 若者の風俗離れとかが影響してるらしい 昔はもっと簡単に稼げたんじゃないかな 知らんけど

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