2025-11-20

38歳婚活女が気づいた「ハイスペ婚」が毒でしかなかった理由

正直に書く。私、38歳。バリキャリを自認している女だ。

20代仕事一筋。気づいたらアラフォー手前で、慌てて婚活を始めた。「どうせなら良い人と」という意識が強くて、相手の条件にこだわった。年収1000万円以上、一流企業勤務、顔も悪くない... いわゆる「ハイスペック」と言われる男性ばかりを選んで、付き合ってきた。

で、結論から言うと、ハイスペ男との結婚は、私には毒でしかなかった。

相手は私を「付属品」としてしか見ていなかった

何人かと真剣交際して気づいたこと。彼らは私自身を見ていなかった。

彼らが求めていたのは、「自分ステータス釣り合う」という名の、アクセサリーとしての妻、つまりトロフィー」だった。

「うちの妻は、この年齢なのにこんな仕事をしていて、こんなに綺麗で、料理もできて…」 彼らの言葉の端々から透けて見えたのは、私を自分コレクションの一部にしたいという傲慢さだった。結婚後も私に「常に高いレベル」を要求し続けることが目に見えていた。

特に決定的だったのが、私がインフルエンザで寝込んだ時だ。 彼から送られてきたのは「ちゃんと体調管理しろよ。君が倒れると困るんだから」というLINE。そこにあったのは心配じゃなくて、管理する対象としての私への機能不全クレームだった。あの瞬間、熱よりも心が冷えた。

スペック」を捨てて、私はようやく人間になった

今は、婚活アプリから年収フィルタ」を外し、全く別のタイプ男性と付き合っている。彼は公務員で、年収は平均的。一流大卒でもないし、ブランド物を身につけてもいない。

でも、彼は私の仕事の悩みを「それ、大変だったね」と、ただ一言で受け止めてくれる。私の話を聞くときに、ちゃんと目を見て、鼻で笑わず、頷いてくれる。

スペックな彼らといたとき、私は常に「完璧な私」を演じようと必死で、週末のデートすら「審査」のように感じていた。

本当に欲しかったのは、社会的地位じゃなくて、家に帰った時の心の平穏安心感だったんだと、38歳になってやっと気づいた。スペックという名の冷たい宝石箱の中で、窒息寸前だったんだ。

私と同じように「ハイスペ」という呪いにかかっている女性はいいか?一度、そのフィルター外して、本当に求めているものが「見栄」なのか、「安らぎ」なのか、見つめ直してみてほしい。

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