11月の国内新車販売、三菱自が17%減 小型PHV生産終了
自動車販売の業界団体が発表した11月の国内新車販売台数は前年同月比5%減の36万9721台だった。三菱自動車は17%減の9506台で4カ月連続で減った。主力ミニバン「デリカD:5」の改良を発表し買い控えが発生したほか、小型のプラグインハイブリッド車(PHV)「エクリプスクロスPHEV」の生産を終了することが影響した。 日本自動車販売協会連合会(自販連)と全国軽自動車協会連合会(全軽自協)がまとめ
12月の統計の発表予定や記事は「統計カレンダー」から
【種類別】から統計の種類別に、【11月】から発表日別に、それぞれ記事やデータにアクセスできます。 【他の月の統計カレンダー】・25年11月発表分・25年10月発表分・25年9月発表分・25年8月発表分・25年7月発表分・25年6月発表分・25年5月発表分・25年4月発表分・25年3月発表分・25年2月発表分・25年1月発表分・24年12月発表分
テスラ追うリヴィアン カギは新SUV、支えるVW
かつて、米テスラに対抗できると見られていた企業がある。電気自動車(EV)メーカーの米新興リヴィアン・オートモーティブだ。同社の最高経営責任者(CEO)兼創業者のR・J・スカリンジ氏は米EV市場の減速に直面しているが楽観的だ。彼は最近、米ミシガン州にある同社の技術開発センターで開かれた集会で「今日ほど自信に満ちたことはない」と宣言した。 NIKKEI Mobilityは海外在住の専門家やジャーナリス
中国の電動水上バイクにEV技術 モーターやスマート制御
次世代の電動水上バイクを開発する中国スタートアップの安瀾動力科技(Anlan Power Technology)はこのほど、エンジェルラウンドで清水湾二期基金から数百万元(数千万円)を調達した。資金はフルスケール試作機の開発・改良に充てられる。 安瀾動力は2024年5月設立。「より安全で、よりスマート、より環境に優しい水上体験の創出」を掲げ、電動水上バイクの開発に注力している。創業者で最高経営責
ダイハツ、3代目コペンはFR 軽スポーツを続ける意味
ダイハツ工業は軽自動車のスポーツカー「コペン」の3代目となる次期モデルについて、後輪駆動のFR(フロントエンジン・リアドライブ)タイプで開発する方針を掲げている。試作した車両には、親会社であるトヨタ自動車の佐藤恒治社長が驚くほどの工夫が詰め込まれた。本格的な軽スポーツカー市場は小さいが、次期モデルは経営再建を軌道に乗せていきたいダイハツにとって特別な意味を持つ。 「やはり電動開閉式のルーフがある
BYDが日本でPHV発売 SUV最安の398万円、燃費22キロ
中国・電気自動車(EV)比亜迪(BYD)の日本法人は1日、プラグインハイブリッド車(PHV)を日本で発売したと発表した。世界のPHV販売で首位の多目的スポーツ車(SUV)「シーライオン6」を投入した。価格は398万2000円からで、SUVのPHVでは国内で最も安い。 日本法人の東福寺厚樹社長は、東京都内で開いた発表会で「世界的に得意としているEVとPHVで電動車市場を活性化する」と語った。BYD
テスラが6位後退 10月世界EV・PHV販売、米国で3割減
10月の世界15カ国の電気自動車(EV)やプラグインハイブリッド車(PHV)の販売は、米テスラが大幅に減少した。9月に3位だったメーカー別の順位は、6位に後退した。トランプ米政権がEVの税額控除を終了したことが逆風となった。 調査会社マークラインズが世界のEVとPHV、燃料電池車(FCV)の販売動向をまとめた。集計対象は中国、米国、日本、インド、ドイツ、フランス、ブラジル、英国、韓国、カナダ、イ
ヤナセ、26年夏に初のBYD販売店 国内のEV普及後押し
高級輸入車・中古車販売大手のヤナセは、中国EV(電気自動車)大手の比亜迪(BYD)日本法人と正規販売の契約を結んだと発表した。新会社を設立し、2026年夏に正規販売店を横浜市に開く。車販売のノウハウを生かしEV普及につなげる。 設立した新会社は「ヤナセEVスクエア」(東京・港)で資本金は1000万円。BYDの新車販売、アフターサービスの提供、中古車販売を手がける予定だ。2店舗目以降の出店計画は未
トヨタが挑む「全方位車台」 車室の広さ、内燃車もEV並み
トヨタ自動車はガソリン車から電気自動車(EV)まで同じプラットフォーム(車台)を使う「全方位車台」の開発に挑む。EVの専売特許である広く自由度の高い車室空間を、あらゆる車種で実現させる。主力車「カローラ」の次期モデルで採用する予定だ。需要や政策の急激な変化に柔軟に対応できるようにする。 「動力がなんであれ、みんなが乗りたくなる格好いい車にしよう」。10月末、トヨタの佐藤恒治社長は「ジャパンモビリ
車8社の10月海外生産、2カ月ぶり減 ホンダは半導体不足
国内の乗用車メーカー8社がまとめた2025年10月の海外生産は前年同月比2%減の141万4027台だった。2カ月ぶりに前年実績を下回った。ホンダはオランダに本社を置く中国資本の半導体メーカー、ネクスペリアの出荷停止の影響で調達が不足し減産した。日産自動車も米アルミニウム大手ノベリスの工場火災などでメキシコ生産を落としたことが影響した。 ホンダの海外生産は13%減の23万9009台だった。主力の北