トヨタ、ウーブンにソフト基盤 人・車と「三位一体」推進
NIKKEI Mobilityは日経クロステックの記事を厳選して随時掲載しています。 トヨタ自動車はインフラや店舗、住居など都市のデータを収集して連携するソフトウエア基盤を開発した。実験都市「ウーブン・シティ」(静岡県裾野市)で活用し、将来は自動車向けソフト基盤「Arene(アリーン)」と連携することも模索する。プライバシーの重要性が高まり一般の環境で生活データを収集するハードルが高くなっている。
生成AIで設計・中国車を分解 PwC、先端技術の体験施設
PwCコンサルティング(東京・千代田)は東京都内で、自動車の最先端技術や設備を体験できる拠点を開設した。生成人工知能(AI)を使った設計を体験でき、自動運転の中国車両も展示した。最先端の技術や情報を共有することで、保険やリース業界などへのコンサル事業の拡大を目指す。 9月、東京都港区にあるオフィスビルに新拠点「コミュニティハブ」を開設した。車両の展示は6カ月から1年間くらいほどで入れ替えていく方
高速IC付近にEV充電網 パワーエックス、「一時退出」活用
パワーエックス(東京・港)が、高速道路のインターチェンジ(IC)付近で電気自動車(EV)向け充電網の整備を進めている。高速道路を一時退出し、再度流入しても料金が変わらない制度を活用する。イーモビリティパワー(eMP、同)の独占状態にある高速道内にこだわらず、柔軟な立地で長距離移動の充電切れへの不安を和らげる。 パワーエックスは10月下旬、山陽自動車道の徳山西IC近くにある道の駅「ソレーネ周南」(
ロボタクシーはもうかるか 初期投資から保険料まで試算
NIKKEI Mobilityは企業や業界動向に詳しい専門家が分析したリポートをお届けします。ロボットタクシーの商用化などが進む自動運転について、KPMGコンサルティングの専門家が分析する連載を掲載します。 自動運転を持続可能なビジネスにするために、何が本質的に重要なのか。最も納得感のある答えは総所有コスト(TCO)だ。 見えにくいコストが損益に影響 センサーの低価格化やSoC(System on
ウェイモ、高速道路でもロボタクシー 米国の3都市で
米アルファベット傘下のウェイモは12日、米国の一部の高速道路で自動運転タクシー(ロボタクシー)を提供すると発表した。米サンフランシスコなど提供地域の3都市で展開する。これまでは主に一般道が対象だった。技術検証が進んだことで、実用化できるエリアが広がっている。 ウェイモはサンフランシスコと米アリゾナ州フェニックス、米ロサンゼルスの3エリアで高速道路での走行に対応する。利用者がウェイモのアプリを通じ
パナオート、訪日ツアーに車両 AI・音響生かし空間づくり
パナソニックオートモーティブシステムズは訪日ツアー向けに、自社製の大型モニターや音響を備えた車両の提供を始める。多言語対応の対話型AI(人工知能)も加える。車載製品のノウハウを生かし、車室空間づくりを事業化する。 富裕層の訪日ツアーやハイヤー事業を手がけるMAHAグループと契約を結んだ。パナオートはトヨタ自動車の「アルファード」を改装し、大型ディスプレーや高品質な音響などを備えた「WELL Ca
後ろから乗る電動車いす テムザック、街巡り・介護の相棒
新たな移動体験を提供するスタートアップについての連載を始めています。従来の発想にとらわれない効率的な移動サービスや斬新なモビリティーに取り組む企業を不定期で紹介します。 ロボット開発のテムザック(京都市)が電動車いす「RODEM(ロデム)」を新しい移動手段として打ち出している。車体後方からまたがるように乗るほか、高さを自在に調整できる設計で、高齢者や身体的なハンディを持つ人がベッドなどから無理なく
子供相乗りタクシー、塾も料金支払い habが親の負担軽減
新たな移動体験を提供するスタートアップについての連載を始めています。従来の発想にとらわれない効率的な移動サービスや斬新なモビリティーに取り組む企業を不定期で紹介します。 共働き世帯の増加で、子供を小学校から学習塾などに送迎するサービスが関東圏で広がっている。タクシー相乗りの子供専用送迎サービスを手がけるhab(ハブ、横浜市)は、タクシー会社や塾、親をつないで最適ルートをはじき出すなど、サービスの運
Luup、警察から違反情報の覚悟 当て逃げなら利用凍結
新たな移動体験を提供するスタートアップについての連載を始めています。従来の発想にとらわれない効率的な移動サービスや斬新なモビリティーに取り組む企業を不定期で紹介します。 電動キックボードなどのシェアリング事業を手掛けるLuup(ループ、東京・品川)が公共性の高い交通インフラになるための岐路に立っている。警察から危険な走行によって検挙した利用者の違反情報を共有してもらい、違反者のアカウント凍結に乗り
トラック車両・タイヤの故障、AIが予知 住友ゴムが参入
住友ゴム工業は北米で10月中にも運送会社などを対象にした車両の故障予知サービスを始める。米AI(人工知能)新興のバイアダクトの買収を機に、住友ゴムが持つタイヤの回転速度などのデータを取得する独自システムと組み合わせて車両全体の状態を把握できるようにする。AIで故障するリスクのある原因も特定することで、運送会社のコスト削減や円滑な業務を後押しする。 住友ゴムは8月下旬にバイアダクトを1億400万ド