タイトル名:『放課後のアンサンブル♪〜君と紡ぐ喘ぎのソナタ〜』
絵はめちゃくちゃ綺麗。
ヒロイン全員かわいいし、アニメ塗りも良いし、立ち絵がぬるぬる動くLive2D仕様で、ここだけ切り取れば普通に名作っぽい雰囲気を醸している。
だが開始早々、主人公が自分の部屋を出た時点から既に何かがおかしい。
というか耳が混乱する。
この作品、音まわりが全部狂ってる。
テンプレだけど、別にそれはいい。お約束はお約束として楽しめる。
ただ、そのテンプレの会話の後ろでなぜか効果音が微妙にズレて鳴る。
たとえば、
ヒロイン「えへへ〜」
誰も動いてないのに何かが鳴ってる。
もはや音だけ別の世界線にいる。
問題はここ。
というか全部ここに詰まってる。
まず喘ぎ声が少ない。
ヒロインひとりにつき、「アァん」という喘ぎ声が1種類しかない。
それを編集で無理やり繋いで、「ア」「アァん」「ア」「アァん」ってやって、早く喘いでる風を演出してる。
流石に無理がある。
圧倒的にボイス素材が足りていない。
しかもこの「アァん」、音量上げてよく聞いてみるとなんか混じってる。
最初は気のせいかと思ったんだよ。でもボリューム上げて耳を澄ませると聞こえた。
「どすこい!」って。
聞き覚えのある声。そう、これは明らかにアーモンド本田のスーパー頭突きのときの「どすこい!」だ。
なんでそんなもん混ざるんだよ!?と思ったけど、たぶん開発中に音声編集しながらスト2やってたんじゃないか?
それでそのままwavファイルに混入したまま納品→そのままマスターアップって流れだと思う。推測だけど、そうとしか説明のしようがない。
なまじグラフィックがいいだけに「アァん」と共に微かな「どすこい!」が聞こえくると、こちらはもうどうしていいのか分からない。
シーンがエロければエロいほど、脳裏に“彼”が浮かぶ。地獄か。
購入ページにも小さく書いてあったけど、本作はスカ要素あり。
序盤こそ軽くスルーできるレベルだったのに、後半では「お弁当を食べ過ぎてトイレが間に合わない」というしょうもない導入から始まる真顔不可避の本気スカルートが解禁される。
なぜ!?
Live2Dも丁寧だし、背景も綺麗。ヒロインも可愛いし、エロシーンでもぬるぬる動く。
なにより喘ぎ声にアーモンド本田の「どすこい!」が入ってる作品なんて後にも先にもこれしかないだろう。
クソゲーだけにね!
すげえよ AIをここまでしばきあげたお前