はてなキーワード: ディアブロスとは
二人合わせてガリ勉。役割分担は明確で、俺が「ガリ」。ひたすら暗記と思考停止で数をこなす作業担当。英単語、古文単語、年号、化学式。脳みそを使わず、ただ石を積み上げるような勉強は全部俺の仕事。
相方は「ベン」。数学の証明問題とか、現代文の読解とか、頭を使う系の問題を担当。俺が積み上げた石を使って、あいつが綺麗な城を建てる。テスト前は俺がまとめた暗記ノートをあいつに渡して、あいつは応用問題の解法パターンを俺に叩き込む。実に合理的だった。二人で一人の天才を演じていたわけだ。
まあ、そんな俺も四六時中ガリガリやっていたわけじゃない。当時はモンスターハンター2ndGに狂っていた。特にウカムルバスを倒した後のG級訓練。あれはマジで終わってた。ティガレックス3頭クエとか、誰がクリアできんだよ、と。でもやった。大剣を溜めて、振り向きに合わせて頭に叩き込む。その作業は、英単語を覚えるのと本質的に何も変わらなかった。クエストを回すのも、単語帳をめくるのも、同じ「ガリ」の仕事だった。
ベンはそんな俺を横目に、いつも冷静に参考書を読んでいたな。「その集中力、もっと有益なことに使えないのか」とか言われたけど、こっちはこっちで必死だったんだよ。ディアブロスの尻尾を切るために、どれだけの閃光玉と音爆弾を調合したと思ってんだ。
俺はフリーターになった。モンハンの代わりにソシャゲの周回をやり、たまに日雇いのバイトで金を稼ぐ。あの頃の集中力と継続力は、今やログインボーナスとデイリークエストを消化するためだけに使われている。情けない話だ。
一方、ベンは大学を出て、なんかよくわからんIT系の会社を作った。風の噂で聞いてはいたが、特に連絡も取っていなかった。
ニュースで会社の名前とベンの顔写真を見たときは、さすがにスマホを落としそうになった。あいつ、社長になってやがった。俺がモンスターのレア素材を求めて画面をタップしている間に、あいつは本物の金を集めていた。
「久しぶり。元気か?お前に頼みたいことがある」
なんだよ、今更。金の無心か?と一瞬思ったが、逆だった。
「うちの会社に来ないか。お前のあの異常なまでの集中力と継続力は本物だ。うちのサービスで、そういう泥臭い作業が必要な部署がある。絶対に活躍できる」
正直、頭がクラクラした。
フリーターの俺と、上場企業の社長。高校時代、隣の席で同じテストの点数に一喜一憂していたはずなのに、いつの間にこんな差がついたんだ。
ベンは俺を対等な友人として誘ってくれているのか?それとも、安く使える便利な「ガリ」が必要なだけなのか?あいつの下で、俺は昔のようにうまくやれるのか?
でも、心のどこかで期待している自分もいる。ワンチャン、俺も役員とかになれるんじゃないか。ストックオプションとかいうやつで、億万長者になれるんじゃないか、とか。G級訓練をソロで全クリした俺だぞ?やれないことはないんじゃないか?
まあ、無理か。今の俺はただのフリーターだもんな。
モンハンライズを発売日に買って今日までずっとやってたんだが、ただ一つの致命的な問題点を除いて神ゲーだった。
いい感じにバランス調整されてたり、不便なところが徹底的につぶされてたり、マジで神ゲーだった、途中までは。
リオレウスやディアブロスなど強めの中堅モンスターの狩猟や新要素百竜夜行などで徐々に盛り上がり、最初の古龍戦(中ボス)を済ませ、さあ次はなにがくる?と思ったところで、唐突に終わった。
どういうことだかわからなかったが、強いモンスターやラスボスやHR解放などは来月実装らしい。
なんでだよ?
何で発売直後の一番盛り上がってる時期に途中までしかできないんだよ?
ゲームはMHP2以降ひと通りやってるけど、映画はそこそこ満足したよ。ただし、はじめから「これはB級モンスター映画」だと覚悟していたからかもしれない。
個人的には、ガッカリする要素が一つもなくて、実写化としてはかなりいい方だと思ったよ。おれはこの映画には、大迫力のリオレウスと、弓を使うトニー・ジャーのすごいアクションしか期待していなかった。そしてその期待は十二分に満たされた。そりゃ確かに「名探偵ピカチュウ」ほど奇跡的な感動はなかったし、2回見たいとは思わないよ。家のテレビで見るとガッカリするはずだと思ったから、映画館で見れてよかったよ。
シナリオが雑なのは気にならなかった。そもそもモンハン本編のシナリオが割と大味だし、映画もMHWみたいに「まだ誰も知らない環境を調査隊が探索する」というていで始まってたし。まあ、ネルスキュラのシーンやディアブロスのシーンは無駄に長いよね。ミラ・ジョヴォヴィッチをモンハン世界に召喚して定着させるためにここまで尺を割く必要ある?というモヤモヤは感じた。
リスペクトやこだわりは感じられたよ。ネルスキュラの毒腺とか、ディアブロスの皮革の剥ぎ取りシーンがなかなかグロくて好きだ。あと、砂原→草原1→水没林→遺跡、と移動するとガラッと環境や風景が変わるとこ、モンハンのゲーム体験そのものって感じでけっこう楽しかった。ゲームに寄せすぎず、かといって映画オリジナルの要素もほぼなくて、おれにとっては期待をちょっとだけ上回るいいバランスだと思ったな。
https://monsterhunter-movie.jp/sp/
期待を大きく裏切る一作
端的にいえば(暫定)今年一番おもんなかった映画でした。
確かに実写化ってもともと地雷ワードだったかもしれない。だけど、ここ数年は『名探偵ピカチュウ』『ソニック』など、ファンの期待にしっかり応える映画が作られてきていただけに、ある程度期待してた。だけど実際は、クソだった。
「モンハン」っていう看板を外せば、その実態はB級モンスタームービーだ。それならそれでもいいという映画ファンもいるだろうけど、そう物分かり良くもなれんよ。
とにかくテンポ悪い。
オープニングで部隊が全滅した後は、人間同士の取っ組み合いか、気持ち悪いネルスキュラから逃げ惑うかのシーンで尺の大半を浪費する。
そこからディアブロスを倒してようやく話が動くかと思ったら......。
かなり冷めるオチ。
個人的に一番不満を覚えたのは劇伴。つまり、音楽。モンハンシリーズで聴きなれた音楽は一切流れない。正直そこさえしっかり押さえてくれてたらこっちだって雰囲気に流されて盛り上がれるんだよ!!
ところで、予告編って皆さん観ました?
『英雄の証』流れない。
『上手に焼けました〜♪』流れない。
予告編だからといって、いや予告編だからこそやって良いことと悪いことがあるだろ。
これを信頼して観に行く奴がバカだと言うなら、それで良いよもう。
映像面に関しては流石に100点です。そこは流石にケチつけられん。ディアブロスやリオレオスがブンブン動いている!という感動は感じられます。ただ、そのリアルなモンスターとの交戦はゲームから相当かけ離れた表現になるので、これも結構しんどい。
せめて鬼神化して乱舞するミラ・ジョヴォビッチくらい見せてくれよ。アプケロスの前で剣振り回して終わりって。
弾の火薬で根性消毒したりグレネード弾を素手で根性着火するのもカッコいいけどさ......。
というわけで、「思い入れのあるファンほど辛い映画」という評価は避けられないと思います。
一方で、ゲームのモンハンを知らない人の感想ではちらほら「ゲームファンなら楽しめるかも」なんて書かれてるんですよね。つまりお前は「知らんから」楽しめなかったんだな?「知ってる」からこそ俺も楽しめなかったんだよ。
じゃあこの映画は誰にも刺さんないじゃん。
「『英雄の証』をバックにリオレオスと対峙して乱舞で斬りかかるミラ・ジョヴォヴィッチ」
これが見れてさえいればガバガバ判定で百億満点だったのにな......。