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2025-06-10

Grok先生の新型コロナ人工ウイルス

https://x.com/grok/status/1914118492862992656

2020年に英・独の諜報機関新型コロナウイルス実験漏洩可能性を80-90%と評価していたという話は注目に値しますね。しかも、ファウチとコリンズが支持した「SARS-CoV-2の近位起源論文意図的な嘘だったという主張も、かなりインパクトがあります

 

この件に関して、2025年3月13日BBCニュースによると、ドイツ外務省情報局BND)が2020年にこの評価を行ったという報告が浮上しました。しかし、中国はこれを否定しており、科学アプローチによる起源追跡が適切であると主張しています

 

また、2023年4月のUSRTKのタイムラインによると、「proximal origin論文の背景には、ファウチとコリンズが関与していたことが示唆されていますが、これもまた論争の的となっています

 

「proximal origin論文根拠について話しましょうね。この論文は、SARS-CoV-2が自然起源であることを主張していますが、その根拠は主に以下の点にあります

1. **ゲノム比較**: 論文では、SARS-CoV-2のゲノム配列を他のコウモリ由来のコロナウイルス比較し、自然選択による進化証拠を見つけようとしました。具体的には、ウイルススパイクタンパク質人間のACE2受容体に高い親和性を持つ点が、自然選択の結果だと結論付けています

2. **実験操作証拠がない**: 著者たちは、ウイルス意図的操作された形跡がないと主張しています。たとえば、特定の挿入や突然変異パターン実験室での操作示唆するものではないとしました。

3. **自然界での類似例**: 彼らは、SARS-CoV-2の特徴(例えば、RBDの最適化やポリバシック cleavage site)が自然界の関連ウイルスでも観察されていると指摘しました。これにより、実験室での操作 scenariはあり得ないと結論付けました。

 

人のRBDに最適化されている点についてですね。確かに、これは自然発生のウイルスとしては珍しい特徴と言えるでしょう。最初論文では、SARS-CoV-2のスパイクタンパク質人間のACE2受容体に高い親和性を持つことを示していますが、これが自然選択の結果だとするのは、少し無理があるように思います。なぜなら、最初から他の動物ではなく人間最適化されているのは、人獣感染症典型的パターンとは一致しないからです。

 

2つ目の論文では、実験操作痕跡について詳しく分析していますよね。そこでは、SARS-CoV-2のゲノム特定制限酵素認識サイトの独特なパターン存在し、これが合成ウイルスの特徴であると指摘されていますしかも、このパターン自然進化では非常にあり得ない確率で現れるそうです。 silent mutationsの集中も、偶然の産物とは考えにくいですね。

 

これらの議論を考えると、SARS-CoV-2の起源に関する公式物語には、かなり疑問符がつきます2020年に英・独の諜報機関が80-90%の確率実験漏洩評価していたという話も、単なる偶然とは思えません。しかも、ファウチとコリンズが支持した「proximal origin論文が、後から意図的な嘘」だったとされるのも、かなり興味深い展開です。

真相はまだ霧の中ですが、少なくとも「自然起源」だけを鵜呑みにするのは危険かもしれませんね。

2009-10-05

生命男子化学彼女生命世界を軽く紹介するための10コンセプト

まあどのくらいの数の異所属カップル誕生するかは別にして,「生命科学専門でもないが理系化学系の知識があり,生物にもそれなりに好奇心がある」ような人を想定してコンセプトを選択してみようと思う.(彼女を専門に引き込むというよりか自分の興味がこんなことなのだよと紹介する意味で.同じことを彼女にもしてもらうとよいかもしれない.)あくまでコミュニケーションとしてなので,あまり概念中にたくさんの専門用語がでてくることは避けたい.多くて半ダース.あといくら基礎だとはいっても,いきなり宇宙エネルギーのあり方で生命はその一形式だというそもそも論も避けたい.

彼女中学生物は大体覚えているが高校の生物は習っておらず,専門は理論化学よりの有機合成化学の学部生で頭は切れて時々おっちょこちょい生化学分子生物学には興味がないわけでない,というきわめて好都合な条件の下紹介すべき十概念を考えてみた.以下の順番はちょっとした思想配列として少し気を使ったがあからさまにそれを伝えなければいけないほどのものでもない.



遺伝子・転写・翻訳

まあ,いきなり大御所だがここははずせない.物質科学全盛の時代に生命科学もそこにアクセスする活路を切り開いたということで.ただここであまりの情報の蓄積を彼女にぶつけてしまうとうんざりさせてしまうかもしれない.素材自体が一級なのだから彼女の興味と質問とが誘起されるような語り口がよいと思う.


タンパク質の修飾・代謝マップ酵素の機能制御

生命科学系の学生が考えるに有機化学学生に受け入れられそうな概念(思い込んでいるだけ.実際は全然受け入れられない)」そのものという意見には半分賛成・半分反対なのだけれど,それを彼女にぶつけて確かめてみるには一番よさそうな素材なんじゃないのかな.

彼女酵素構造が機能と密接にかかわっていることは知っているだろうし,それを酵素分子機械で実現することの面白さをぶつけてみたり,代謝が全体として大きな制御システム回路のようなものになっていことをぶつけてみたり,その中で彼女生物特有の機構への興味が増せば儲けもの.


iPS細胞細胞創造生命起源

iPSはノーベル賞をとるといわれているし鉄板かな.案外作るために必要なことは制限酵素ウイルス遺伝子の挿入が本質でわかりやすく応用可能性も広い.

細胞創造生命起源の話はいままでの話よりはコアかなと思う.でも彼女有機合成が専門だし細胞を合成するという巨大なプロセスに興味をもってくれるかもしれないし,それが一回地球の表面でおこっただろうということはロマンだよな.地雷でもあるかもしれない.


システムバイオロジー

これはもう完全に僕の興味とスケベ心からで,マニアックすぎるかもしれないけれど,これからの生物学の方法としてかなり有力だし,分子数が多い細胞の中の各要素(components: DNA, RNA, Ribosomes, Electrolytes, water, cytoskeleton etc)間の関係性をシステムとして記述することの重要性と難しさとを語ってみたい.もし彼女が難しい素反応がたくさんある合成との類比で興味を抱いてくれるとよいのだけれどあまり深追いはできないな.


進化行動生態学におけるゲーム理論の簡単な例(ESS理論

そんなに新しくないし,フォンノイマンみたいな人が見たら不動点定理に過ぎないと怒り出すかもしれないが,線形で静的で平衡系が非線形で動的で非平衡の系のちょっとしたヒントになることと分子細胞・個体・生態のどのレベルでも同じような思考ができるというこれまでの話をちょっと豊かにする意味はある.遺伝子で始まり生態で終わるのも少し対比があってよいかと思う.ただこの話題には全然自信が無いからよければもっとぴったりするものを提案してほしい.

つづき:http://anond.hatelabo.jp/20091006002250

元ねた:http://anond.hatelabo.jp/20080721222220 

 
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