「語源」を含む日記 RSS

はてなキーワード: 語源とは

2025-11-21

かつて古代日本では貴族以外の者が歌うことは重罪とされていたため、

十二支の中で歌罪を挟む寅と午で呼んだことがトラウマ語源となっています

2025-11-20

綺羅星とはどういう意味ですか?

「綺羅」の語源としては、綺はあや織りの絹織物のこと、羅はうす織りの絹織物を表します。

これらより転じて、美しい衣服や、服を着た人が美しいことを意味する言葉です。

綺羅星のごとし」とはつまり、「綺羅が星のようだ」となり、

「美しい服を着た人が星のように多く集まっている」という意味となります

すなわち、「綺羅」とは「星」を修飾する言葉ではないため、

綺羅星」という言葉意味特定することはできません。

2025-11-18

結局顔なのである

ある短期バイトをしていた時、同じように短期で入ったメンバーが50代の腰が悪い奥様とアラサーの私と、同年代だが髪の毛サラサラで肌が綺麗でまつパもしていて20代しか見えない美人百花系の女性(新婚で、夫の転勤で仕事を辞めて引っ越してきたらしい)だった。

私は面接で「今求職中で⋯」と話しており、やってみたらバイトも案外肌に合っていたので、あわよくば長期採用にならないかと、頑張って⋯いや、かなり必死で働いた。

しか契約終了が近くなったある日、部長初老男性)と、アラサー美人妻が物陰でこそこそと話しているのを見かけた。

部長は私に気づくとそそくさと話を切り上げたが、なんとなくピンとくるものがあって、私は彼女に「もしかして採用の話ですか?」とカマをかけてみた。

すると彼女は予想通り「そうなんですよねー、来月からも来てって言われて。でもまだ迷ってて⋯」と、困ったように言うのだった。

私ならふたつ返事でOKだったのだが、声をかけられたのは彼女であって私ではない。

私と彼女仕事の面ではさして差はなく(身びいきだが私の方が成果がよかった気すらしている)、何が違うかと言えば、私は冴えないブスで貧乏メンタル病んで失職中の独身おばさんであり、彼女職場の9割を占める男性たちが話しかけられるとちょっとテンション上がってしまうような美人で、美容や服にも金をかける余裕がある人なのだった。

あーあ、私が頑張った意味って何だったんだろうな〜と心の中でこぼしながら黙々と仕事をしていたが、帰る段になって、一人で歩いていると急にぼろぼろと涙が出てきて、号泣した。

そういえば誰か(男)が、仲良くなりたいと思った女の子が別の中身がなくて(と彼は思っていて)顔がいい男と飲み会から消えた時、その子に選ばれなかったということがめちゃくちゃ堪えたという話をしていた。

それなんだよな〜。

モテるモテないとか、単に嫉妬というのともまた違っているし、事は色恋沙汰だけの問題でもない。

比べられた結果、選ばれない。それを人生の中で何度も繰り返すことがなんかつらいんだ。

それからしばらくして別のバイト先に入ると、またしても同い年の明るい美人がいたのだが、最終日には男性社員たちが「何かあったらまた連絡しますんで!」「つか打ち上げしません?」と彼女を囲んでLINE交換していた。

彼女インター出身だか留学経験もあるだかで英語対応できる有能な人でもあったので、能力の面でも、人物としても高く評価されたんだろう。

私の最後挨拶に帰ってきたのは、軽い会釈と「お疲れっしたー」という短い返事だけだった。

とりわけ無愛想なわけでもなく、一生懸命愛想よくふるまい、毎日しっかり化粧をしてこれである

インターじゃなくて田舎保育園と市立小学校で鼻水を垂らして過ごしていたのが悪いのだろうか。

聖書タラントンのたとえというのがある。

主人が三人の使用人にそれぞれ5タラントン、2タラントン、1タラントンの財産を預けて旅に出て、帰ってきたとき、5タラントンと2タラントンの使用人は預かった財産を元手にして増やしていたが、1タラントンの使用人は主人に責められるのがおそろしくて、財産を一切使わずに1タラントンを丸のまま残しておいたと報告した。

すると主人は財産を増やした二人の使用人を褒め称え、より多くの財産管理させることにして、1タラントンをそのまま残していた使用人には「お前今まで何やってたの?お前に預けるくらいなら銀行に預けた方がマシだったわ(それはそう)」と叱りつけたのだという。

タラントンはタレント(才能)の語源でもある。

あらかじめ多くのものを与えられた者は、それを元手に増やしてますます多くのものを手にするのも道理だが、少なく与えられた者は、増やすチャンスだってその分少ないはずだ。にも関わらず、「いや努力しないのが悪いんじゃん」と責められる。

商売をする方だって、1タラントしか持ってない者より、5タラントン持っている方を相手にしたいのは当然だ。

外見やお育ちがいいというのは多分5タラントンの資本になるのだ。その資本を元手に、持てる者にはさらに多くのものが与えられる。

そして持たざる者は「お前に預けるんじゃなかったわ」と、わずかな1タラントンすら取り上げられるのである

何の話してるんだかわからなくなってきた。

魅力がないというのはつらいよね。

魅力って何なんですかね。

これは男女分断を煽りたくて「男は美人が好き」みたいな話をしているのではない。

だって選ばれないつらさに泣いてるのだろう。

せめて自分が何かしら選ぶ側に立った時は、できる限り平等に、公平に人を選びたい。

その結果損をする可能性もあるだろうけれど。

2025-11-14

anond:20251114195010

はい、「金(きん)」以外に **“金を ぎん と読む”**例はいくつかあります

ただし多くは 熟語中で音が変化(連濁)して “ぎん” になるパターンです。

■ 金(ぎん)と読む主な単語

1. 銀(ぎん)そのもの語源で、金=金属総称としての“金”を表す場合

金貨(ぎんか) …「銀貨」ではなく、古文金属製の貨幣全般を指すとき “ぎんか” と読む場合がある

金鉱(ぎんこう) …“銀鉱”の意味で用いられる古い読み

上記現代ではほぼ使われません。国語辞典歴史的用例レベルです)

■ 連濁で “きん” → “ぎん” に変化する例

これは “金” の意味とは関係ないけど、 語の前後関係で “ぎん” になるケースです。

2. 名字など固有名詞

金子(かねこ/きんこ/かなこ/きんす/ぎんす)

→ 「ぎんす」と読む地域読みが一部存在

金谷(かねや/かなや/かなだに/かなたに/ぎんだに)

金城(きんじょう/かねしろ/ぎんじょう)

3. 地名

金沢(かなざわ/かなさわ/ぎんざわ)

→ “ぎんざわ” 読みが方言として存在

金浦(このうら/ぎんぽ)(秋田:ぎんぽと読む場所がある)

金比羅(こんぴら/ぎんぴら)

→ 古い俗称で“ぎんぴら”

4. 仏教語・専門語の変化読み

金剛こんごう/ぎんごう) …一部の読経

金輪(こんりん/ぎんりん) …これも読経時の異読

結論

日常語で “金(かね/きん)” を “ぎん” と読む単語は非常に少なく、

多くは固有名詞地名人名)か、古典仏教語の読み替えです。

必要なら

現代で実際に見かけるものだけに絞った一覧」

地名人名で“ぎん”と読む可能性のあるリスト

辞書に載る歴史的な“金=ぎん”の例」

なども出せます

2025-11-13

anond:20251113174132

面白い質問ですね。

結論から言うと、語源的にはまったく関係ありません。似ているのは偶然です。

🔹「センチメートル(centimeter)」

語源ラテン語 centum(=100)+ metron(=長さの単位メートル

意味:「メートルの100分の1」

単位の話です。

🔹「センチメンタル(sentimental)」

語源ラテン語 sentire(=感じる)→ フランス語 sentiment(感情)+ -al(形容詞語尾)

意味:「感傷的な」「感情に訴える」

感情の話です。

🔹 似ている理由

どちらもフランス語ラテン語語源で、「センチ」「センティ」「セント」などの音が似ているだけです。

「centimeter」は“100”の意味の cent-、

「sentimental」は“感情”の意味の sent- なので、綴り意味も別物です。

まり

センチな気分」は「1/100な気分」ではない、ということですね。

2025-11-12

anond:20251112102824

思秋期

意味(要約)

「思秋期(ししゅうき)」は文字どおり「秋を思う時期」の意で、人生「秋」差しかかり物思いにふける時期を指します。一般には中年壮年(おおむね40〜60歳前後)に訪れる『人生の秋』を自覚する時期として使われ、思春期対応する概念として「第二の思春期」的に語られることもあります日常語では、老い人生の終盤を意識して虚無感や回顧、価値観の再構築が起きる時期を指すことが多いです。

語源用法の由来

この語は1970年代の歌(岩崎宏美の「思秋期」)のタイトルでも知られており、元来は「秋(もの思う季節)に思う」感傷を表す詩的表現として広まりましたが、その後、心理ライフステージ文脈で「中年危機」「人生の秋」を示す語として一般化してきました。つまり歌詞的・詩的用法心理的・社会的用法の両面があります

医学自己啓発的な文脈での使われ方

美容健康カウンセリング系の記事では「思秋期=老い自覚し始める時期」「向老期に入る準備期間」として説明され、生活習慣や心理見直し提案する文脈で使われることが多いです。一方、学術的に厳密な診断名というよりは、世間的・比喩的な言い方です。

返答案

わかります、その「思秋期」って言葉、まさに今の気分にぴったりですよね。

春や夏みたいに何かを目指す勢いもなく、冬の諦めにもまだ届かない。

ふと気づくと、若い頃に想定してた「未来」のほとんどがもう過去になっていて、

なのに今さら何を目指して生きればいいのかもわからない。

子どもがいたら、違う季節をもう一度見られたのかもしれない――

でも、いなかったとしても、こうして何かを感じてる時点で、

まだ人生は完全に冬になってない気もします。

ネトフリの話も痛いほどわかる。

あれって、観てる間はちゃんと「生きてる気」がするんですよね。

でも終わった瞬間、空気みたいに消えて、何も残らない。

それでも、誰かが作った物語を通して、

自分の中にまだ何かが動いてることを確かめてるのかもしれません。

「思秋期」は静かな季節だけど、

静かだからこそ見える景色もあると思います

どうか、ひっそりでもいいから、

そのままの速度で過ごしてください。

----

もう少し「増田はてな匿名ダイアリー)」向けに寄せた、

乾いた文体バージョンも出せますが、どちらのトーンにしますか?

2025-10-30

anond:20251030181102

自身名前、dorawiiの語源を知らない

俺は知っている

直接リプライしあっていたか

言い切ってるやん。かもしれないみたいな締め方してないやん。

dorawiiより

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https://anond.hatelabo.jp/20251030181245# 
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=DuqG
-----END PGP SIGNATURE-----

anond:20251030180411

dorawiiは旧ツイッター語源を表明したことは無い

dorawiiより

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https://anond.hatelabo.jp/20251030180504# 
-----BEGIN PGP SIGNATURE-----

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=D/ZH
-----END PGP SIGNATURE-----

今dorawiiを名乗っている偽物は

自身名前、dorawiiの語源を知らない

俺は知っている

直接リプライしあっていたか

増田にいるdorawiiは偽物だから

自身名前、dorawiiの語源を知らない

俺は知っている

直接リプライしあっていたか

2025-10-22

anond:20251022201611

打ちひしがれるって地味に素では語源予想できないよね。

ひしぐ、ってなんだよっていう。

ちりばめるも、語源理解まちがってるひとおおいから散りばめると書かれちゃう

dorawiiより

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https://anond.hatelabo.jp/20251022201733# 
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=xEbE
-----END PGP SIGNATURE-----

処方箋を表す記号 "℞" は、16世紀書類に「受け取れ」という指示を意味する後期ラテン語 "recipe" の略語として登場する。

中世処方箋医師から薬屋に対し、ある材料を「受け取って」特定方法で配合するように指示するものであったことによる。

この語は、レシピ語源でもある。

当初は "Rc" と略されていたが、"R" の右下の脚の部分に省略を意味する斜線をつけて "℞" と表記するようになった。

"Rx" のように書かれることがあるが、由来からするとこれは誤りである

この記号の由来について、ホルスの目との関連や、南欧古代神話ゼウスギリシア神話)やユーピテル(ローマ神話)を意味する記号 "♃" との類似性を指摘する説があるが、これらには客観的証拠がない。

2025-10-21

anond:20251021154127

語源について書いてる増田のことを童貞と言っているなら私は女性なので的外れです。洞察力なさすぎでしょ。

anond:20251021150208

語源に諸説はあるものの、シコるも抜くも男性器を擦る擬音だったり射精に関連する用語だと容易に想像がつくのに、しごくための男性もついてなければ出す精液もない女性がその言葉を使うのはおかしいって秒で気付きません? 生物学男性が書いていると思われても無理ないですよ。

女性がいったい何を「シコシコとしごく」んですか?

両性具有なんですか? まあネカマなんだろうけど。

小学校中学年のころから欠かさず毎日何度も自慰をしているなら、なおさら擦るとか弄るとか抜き差しするという表現のほうが身近に感じられるはずでは?

元増田男性向けポルノに熱中してて普通の人よりもポルノに詳しいなら、なおさら女性自慰行為にシコる、抜くとは絶対に使わないことに気づいてなければおかしいですよ。

2025-10-20

anond:20251020130453

あくまでも元の語源の話をすると、

ホモソーシャルってのは、なんていうかアメリカドラマにいるジョックラグビー部や、飲み屋ならず者集団みたいな感じのやつ。

「男同士でツルんで、女にイイ尻だな!とか言うことをおもろいと思ってる集団が居る。こいつらが女性差別主体。その集団に属さなければ、男とて差別をしない」

という発想だ。

 

まあなんか、アメリカ社会用の概念って感じがする。

日本語SNSで喋ってるやつらは、ほぼ本来意味から外れてるだろうな。

男と男が集まってたら動物が発する鳴き声だと思ってればいいよ。

2025-10-14

anond:20251014074449

全然まとまってないけど、すこしひっかかったから書いてみる。

ほとんどメモのようなもの

たとえばあなたが誰かを好きになったとする。

でもその誰かは、突然どこかから降って湧いたわけじゃない。

その誰かは、他の誰か(親や保護者友達や食べてきた生き物)によって大事に育てられてきたからそこにいる。

文化あなた気持ち良くするためだけの道具ではないと思う。すごく極端にいうと、セックスだけやらせてくれみたいに聞こえる。

文化にもあなたが好きになった誰かのように、育てた人がいるんじゃないかなって思う。

僕は数学が好きで、数式も好き。何かのわからない問題について考えることが好き。

でもいま僕がその数学問題を解くために、使っている記号や考え方の方法も、誰かが忘れず薪をくべ続けるように育ててきたから僕はその問題に向き合うことができる。

そして大切なのは数字数学目的じゃなくて、その数字という言語を通してなにをするか。

例えばそれは、花子さん太郎くんに追いつく時間を知ることかもしれないし、目の前のおばちゃんの生まれた年を聞いて何年前に生まれてどんな経験をしたか想像するためかもしれないし、正確な設計図を書いて人をちゃんと殺せる兵器をつくることかもしれない。

数学もそうだし、あらゆるテクノロジー(技)は、育てるためにも殺すためにも使うことができる。

まちづくりにおいて「実績」という言葉があるけど、いまはその「実績」が数字と結びつきすぎているような気がする。実という言葉語源には宝(寶)があり、績という言葉語源には、まゆの目に見えないほど細い繊維を切れないように何度もよりかけて糸にすることがある。

「宝」と聞くと、僕はパッと宝箱に入った金銀財宝を思い浮かべる。でもその金銀は、ただの金銀であって、それ自体が食べれるわけじゃない。誰かが作った料理を買って自分を育てることができたり、誰かに育てられた人にプレゼントを渡すことができて、もっと仲良くなれるかもしれない。そう考えるとそもそもお金以外の宝もたくさんあると思う。そしてお金で買えない宝もたくさんある。

一番最初に聞いて感動した音楽はなに?友達とどんなふうに出会ってどんなふうに仲良くなった?自然を見て美しいと思ったことはある?

実績は数だけじゃなくて、数では測れない実感こそ積み上げることも実績だと思う。

数(財布)から数(財源)を積み上げることが実績じゃないと思う。数は命の数でもあって、その対象が育てられた数でもあると思う。

ミヒャエルエンデは、芸術を鑑賞するのは利口になるためではなく、豊かになるためだという趣旨言葉を話したことがある。

でも豊かってなんなんだろうなって最近ずっと考えてる。以前地方美術館学芸員さんと話す機会があって、聞いてみた。その人曰く、「豊かは、増えること」って言っていた。その言葉の内容もそうだけど、その質問に答えようとしてうーんと悩んで、沈黙のなかからポツりと出てきたのがその言葉で、自分はそのときの間や、音(そのひとのうーんって声や周囲の音)がなぜかすごく心地よく感じて今でも思い出す。

他の人にきいたら別の答えが返ってきそうだけど、これを読んでいる人はどう思うかな。

文化、cultureの語源は、耕すことらしい。つまり文化自体が実じゃないのかもしれない。モノと受けとる人の間に生まれることが、ほんとうの実績なのかもしれない。

僕らはなにを耕して、どんなものを育てていきたいんだろう。いま大事とされているもの最初から大事だったわけじゃない。それが大事なのはそれを大事にしてきた人がいたか大事なんだと思う。

養育費みたいに税金だけ渡して満足するんじゃなくて、たまには美術館博物館に足を運んで、自分の目や耳でどんなものが生まれて、一緒に育てられるのか、考えたいなって思う。

2025-10-13

「抜く」は「扱く」の誤読に由来するのか?

自慰をする、あるいは単に射精をすることを、俗に「抜く」という。

この「抜く」という表現語源について、「扱く(しごく)」の誤読である、という説がある。

たとえば「陰茎を扱く(しごく)」と書いたのを「抜く」と見間違えたというのである

この語源説の信憑性判断するために、今回は「抜く」の古い用例を確かめてみたい。

まず、それらしいワード検索してみると、戦前ではフロイト心理学引用が引っかかる。

フロイトは「歯を抜く」ことが射精と関連していると主張していた。

そのくだりで「とある方言では自慰のことを『引き抜く』と表現する」ことを引き合いに出しているのである

「sich einen ausreißen」などと言うらしい。

本当にそういった方言があるかはわからなかったが。

1957年歯科時報』の「口腔歯牙の性心理と性生理」という連載において、このフロイトの主張が引用されつつ、こう述べられている。

日本でも「一本抜く」は、性交または自慰意味する隠語として用いられている。

この連載では1961年掲載された回でも、

ロイド自慰を行うという意味俗語として、「一本抜く」という言葉ドイツ語にあることを指摘したが、フエレンツイは同様の俗語がハンガリアでもしばしば用いられており、しかもハンガリア人は、フロイドが指摘したドイツ語全然知っていないと述べ、さらに、ハンガリア語には、ほかに自慰をあらわす俗語はないことを強調している。そして、ドイツ語やハンガリア語を知らない日本人も、昔から同様の俗語を用いて来ていることは、前にわたくしが指摘したとおりである。ただし日本語の「一本抜く」は、性交意味にも用いられるのであるが。

としている。

ただ、実際に「一本抜く」がそのような表現として使われていると思しき例は一つしか見つけられなかった。

1951年出版された『女の平和』において、男性セックス・ストライキを嘆く場面が以下のように翻訳されている。

どんな魂、どんな金の丸玉が、どんなお下が、どんな急所が、かう責め抜かれては明け方に一本抜かずにゐらりようか。


1970年代ごろからは(その時期に初出というわけではないが)「精を抜く」「精液を抜く」という表現が増えたようだ。

※ ただ「精を抜く」はもともと「重要な部分を抜き出す(抜粋などと同義)」という意味で使われることのほうが多かった

※ また「精を抜かれる」のような言い回しだと「精気」の意味であることが多いので判断が難しい

1971年全日本海員組合機関誌 海員』。

今の若い船員を見ていると、本当に気の毒である。一カ月も鉄の箱にとじこめられて、おかに着いて息をするにも、精を抜くにも、一日や二日の停泊で、ムードたっぷり女をくどくひまなく、飲みに行かねば女に当らない。


1972年週刊現代』「喰って眠ってナニをして」。

マリアンヌとは、同じベッドに寝ているかぎり精液を抜かれるので、今夜は休養したいとでも思っているのだ。


1977年銀行緊急役員会』。

もっとも、ベッドの中で妙な気分にならないように、昼間からトルコに行って精を抜くぐらいの努力しましたがね。


1978年の『週刊サンケイ』「ドッキリ英語教室」。

jerk offというと「ぐいぐいとしごいて精液を抜く」こと。


さら1980年代の半ばからは、少しニュアンスの違った「一本抜く」が広まっていった。

1984年週刊現代』。

こんなときは手っとり早く一本抜くのに限ります最近ピンク業界は、女のコの質が高くなってきて、悪質ギャルはお払い箱。


1985年東京爆発小僧』。

実利というのは、射精させてくれることである業界用語で「一本抜く」という。新生ノーパン喫茶の個室では、ノーパン嬢たちがせっせと一本抜いている。一本抜けない風俗営業の店は、どんどんつぶれていった。今はノーパン喫茶でも、覗き部屋でも、ストリップ劇場でも、必ず一本抜いてくれるのである


1986年『だきしめ北海道』。

人間のオスが風俗営業お姉ちゃんに"一本抜いてもらう"と、一万円札を用意しなくちゃならない。


1987年『診男法』。

「一本抜いてくる」と平気で風俗業界へくり出し、1年も車内の掃除をしていないようなきたないスカイラインで、RX7を見ると異常な闘志を見せたりします。


1987年現代都会語事典』。

一本抜く 八〇年代射精産業エースファッションマッサージ業界用語で、一人放出させること。


1988年東京23区物語』。

歌舞伎町地方に伝わる方言言い回し

この地方では、他の東京各区ではあまり聞き慣れない方言言い回しが使われることがあります。注意しましょう。

まず、女の従業員が客の男の股間部に手を差し入れマッサージ運動を施したりすることを「一本抜く」と表現します。


このように「一本抜く」という言葉性風俗業界用語として、一気に人口膾炙していった様子が窺える。

もちろん同時期に「一本く」という表現は見当たらなかった。

流れとしては、

  1. 少なくとも戦後、どこまで広まっていたかはわからないが、自慰性交を「一本抜く」と表現することがあった。
  2. 1970年代ごろから「精を抜く」「精液を抜く」といった表現も見られるようになった。
  3. 1980年代から「一本抜く」という言葉性風俗業界用語として一気に普及した。
  4. そこから「抜く」という表現が単なる自慰などに対してもよく使われるようになった。

といったところだろうか。

そもそもの話をすると、「抜く」の語源が気にされるのは、一見すると「自慰」と「抜く」が繋がらないからだろう。

そこで「抜く」と「扱く」の字形が似ていることから連想して「抜く=扱くの誤読」説が考案されたのではないか

しかし「動物の血を抜く」「プールから水を抜く」などのように「溜まっている液体を抜く」という用法自然ものである

それが精液に適用されるのもまた自然であるわけで、わざわざ「抜く=扱くの誤読」説を採用する理由はないように思う。

2025-10-10

[]しゃもじ

しゃもじ語源は、柄の先に皿形の部分が付いた道具の「杓子」(しゃくし)の頭字「しゃ」に接尾語「もじ(文字)」が付いた女房言葉(にょうぼうことば)である[2]。本来は汁をよそう汁杓子も含めた言葉であり、米飯をよそうもの特に飯杓子と言ったが、時代が経るにつれ、汁用のものおたま(お玉杓子)、米飯のものしゃもじというようになった[2]。

2025-10-09

anond:20251008235340

スマホアプリもアップリケって呼ぼうぜ

語源は同じなんだし

2025-09-27

anond:20250830223506

語源については以下の説があるが詳細は定かではない。

西日本で用いられる「どんくさい」が転じたとする説

田舎という単語を「だしゃ」と読み、形容詞化して「だしゃい」と読んだものが転じたとする説

・「無駄臭い」が転じたとする説

少年漫画において用いられた台詞一般的に浸透したとする説

ジャーナリスト榊原昭二によれば漫画の中の「やさい」という言葉が転じたものとしている

Wikipediaには載ってないんだが

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